室内で飼えるペットとして人気があるハムスター。
ちょこちょこ動き回るハムスターも、人間と同じく歳を取りますし体も衰えてきます。
そこで今回は、ハムスターの老後の世話についてご紹介します。
どうぞ最後までお付き合いください。
ハムスターの老後はいつから?
最初にハムスターの老後についてご紹介します。
ハムスターといっても様々な種類がありますが、寿命から考えると1歳半を過ぎたあたりからが老後にあたります。
人気のハムスターの寿命を見てみましょう。
ゴールデンハムスター
ハムスターの中でも比較的温厚な種類になります。
人懐っこいと性格なので人気があります。
夜行性なので昼間は寝ているときが多いので、邪魔せずにしましょう。
ゴールデンハムスターの寿命は「約2~3年程」です。
ジャンガリアンハムスター
ゴールデンハムスターと並んで人気があります。
温厚なゴールデンハムスターと違い喜怒哀楽がハッキリしています。
分かりやすい性格なので、ハムスター初心者には飼育しやすいのもポイントです。
ジャンガリアンハムスターの寿命は「約2~2年半程」です。
ロボロフスキーハムスター
体長が10cm以下と、世界で最も小さなハムスターとして人気があります。
ロボロフスキーハムスターの寿命は「約3年程」です。
キャンベルハムスター
キャンベルハムスターはジャンガリアンハムスターと似ています。
イエローやアルビノなど、豊富なカラーバリエーションも特徴です。
寿命は「約2年程」です。
チャイニーズハムスター
長いしっぽが特徴のチャイニーズハムスター。
頭が良く、運動神経も高いハムスターとしても人気があります。
チャイニーズハムスターの寿命は「約2~3年程」です。
トリコロールハムスター
黒・白・茶色と3色が三毛猫の様な模様が特徴です
トリコロールハムスターはゴールデンハムスターを品種改良しているので、性格もゴールデンハムスターと似ています。
トリコロールハムスターの寿命は「約2~3年程」です。
ハムスターは年齢が進むとともに老化症状が出てきます。
老化による主な症状は以下の通りです。
- 毛並みが悪くなり、目の輝きが薄れる
- 片側のほお袋だけ使うようになる
- 歯が抜けたり、噛み合わせが悪くなる
- 手足の内側やお腹の毛などが薄くなる
注意して見てあげましょう。
老後のハムスターには何を与えたら良いの?
次に老後のハムスターの食事についてご紹介します。
老後のハムスターには、内蔵に負担をかけないように低タンパクで低カロリーの食事を与えるのが基本になります。
年老いたハムスターは硬いものは食べられなくなるので、ペレットを水でふやかしたり荒い粉状や、ペレットを団子にして与える様にしましょう。
ペレット団子は以下の様に作ります。
最初にペレットを砕きますが、この時に包丁で粉々にしない事がポイントです。
その後はお湯でふやかして、ハムスターが食べそうな具材を混ぜます。
オススメの具材はヒマワリの種やハチミツ、ドライフルーツなどです。
また、野菜を入れても良いでしょう。
ペレットと具材は8:2程にします。
具材を混ぜたら耳たぶ程度の固さになるまでこね、ほお袋に入るサイズに丸めます。
その他、豆腐や野菜に熱を通して柔らかくして与えるのも一つの手です。
ソフトタイプの餌もありますので、飼っているハムスターの状態にあわせて与えてみるのも良いでしょう。
ケージの中を整理してあげよう
最後にケージの中の整理についてご紹介します。
ハムスターが過ごすケージは整理整頓がポイントです。
若い時と比べてハムスターが年を取ると動きが鈍くなりますので、若い時に使っていた道具が使えなくなります。
そのため、バリアフリーにしたり回し車を撤去する事が有効です。
また、床材も毛繕いが上手にできなくなるので、チップなどの床材に切り替えてみましょう。
チップを使った床材は油分や汚れが擦り取れる感じがしますが、筆者のオススメはキッチンペーパーです。
キッチンペーパーでは足を取られる心配もありませんし、出血や尿、便などがあれば色が変わるので異変に気付きやすいです。
まとめ
- 寿命から考えると1歳半を過ぎたあたりからが老後にあたる
- 内臓に負担が掛からない食事やペレット団子がオススメ
- 老後にあわせて床材も切り替える
今回は「ハムスターの老後の世話や食事はどうしたら良いの?ケージを整理してあげよう!」と題して、ハムスターの老後についてまとめてご紹介しました。
今回の記事を参考にして、老後の世話の参考にされてみてはいかがでしょうか?