日本の中で生産量1位の野菜が大根(英語ではjapanese-radish)であるとも言われています。これはアブラナ科の植物で、地中海周辺から中央アジアにかけてが原産地です。
では、その大根はハムスターに与えることができるのでしょうか?
どうぞ最後までお付き合いください。
ハムスターは大根を食べることができるの?
ハムスターに与えるかのポイントとして、栄養補給という観点があります。
その点で大根は、有毒物質は含まれていないので食べられますが、栄養的にはあまりメリットはありません。
というのも、大根の白い部分にはジアスターゼという消化酵素が含まれており、食べ物の吸収を助けてくれますが、実はほとんど栄養がありません。
私たち人間は、サラダ・煮物や蒸したり焼いたりとバリエーション豊かに食べますが、ほとんど栄養がないとは驚きですね。
また、白い部分は水分を多く含んでいるので、小さいハムスターがたくさん食べると下痢になる危険性が高いです。
ということで、白い部分(根)は与えないほうがベターです。
与えるなら葉っぱの方が良い?
では、葉の部分はどうでしょうか。
葉の部分は緑黄色野菜に分類され、次のような栄養素が含まれています。
- タンパク質
- カルシウム
- ビタミンB1・B2
- ビタミンC
- ビタミンE
- ビタミンK
- βカロテン
- 鉄
ですので、葉の部分を与えるのが良いですね。
大根の葉っぱでち🐹🌱#ハムスター #そばゆ #ハムスターのいる生活 #ハムスター好きと繋がりたい pic.twitter.com/kAuOjuinwa
— ハムハムハムスター公式アカウント (@humhummuhmuh) February 1, 2021
ちなみにラディッシュも同様で、葉の部分をあげるとよいでしょう。
与え方や適量・注意点は?
では、どうやって与えてあげたらよいのでしょうか。
ビタミンは加熱に弱いため、葉の部分は生で与えるのがベストです。
与える量は、小さい葉1枚程度で少しずつ与えましょう。
大量に上げ過ぎると、カルシウムが多いため尿路結石になる危険性があります。
心配であれば、1cmほどにして少量ずつ与えるのもよいかもしれません。
また、ラディッシュだとラディッシュ自体が小さいので、葉の大きさがハムスターにはちょうど良いサイズかもしれません。
赤い部分(根)は、辛みも多く栄養素も乏しいため与えないよう注意してください。
まとめ
- 大根の根(白い部分)は水分が多いが、栄養素はない
- 根の部分は与えないのがベター
- 葉は生のまま、小さい葉1枚程度を与える
人間が食べるものをハムスターに与えたあとは、毛並み、ツヤ、耳や鼻、餌をきちんと食べているかなど異常がないか毎日チェックをしてあげましょう。
特に、食後下痢をしていないかには注意が必要です。
可愛らしいハムスターが健康で過ごせるようにしていきたいものですね。