ハムスターの鳴き声の意味や理由は?喜怒哀楽の表現がある!その気持ちを理解してあげよう

ハムスターの鳴き声を聞いたことがありますか?

ハムスターは「キュッキュッ」や「プスプス」と鳴きます。

では、その鳴き声にはどんな意味があるのでしょうか?

どうやら、鳴き声により喜怒哀楽が分かるようなのです。

どうぞ最後までお付き合いください。

ハムスターが鳴く理由は?

ハムスターは基本的には鳴かない生き物です。

天敵が多い環境で育っているので、居場所がバレてしまうのを防ぐためだと言われています。

では、そんな状況でも鳴く理由はというと、「喜怒哀楽を表現」しています。

面白いですよね。

もう1つ、呼吸器系に異常がある時も、鳴き声をあげやすくなります。

この時には注意が必要なので、動物病院に連れて行ってあげたいところです。

では、具体的に喜怒哀楽の表現を見ていきたいと思います。

喜んでいるときの鳴き声と気持ち

Closeup of two small funny miniature jungar hamsters sitting on a floor. Fluffy and cute Dzhungar rats at home. 出典:123rf

ハムスターが喜んでいる時は「キュキュキュッ!」と鳴きます。

また、人慣れしていると飼い主を匂いでかぎ分け、甘えながら「キュキュキュ!」と鳴きます。

エサや水が欲しい時やケージから出してほしい時、外で遊びたい時に鳴くので、色々試してみてください。

ハムスターにも個体差があるので、何を求めているのかを感じてあげてください。

怒ったときの鳴き声と気持ち

Hamster is sitting in the its container. 出典:123rf

怒ったときは、「ギッ」、「ジジッ」、「ジー」、「ジージー」、「ギューギュー」などの濁音系の鳴き声をだします。

気性も荒くなっているのですぐに分かります。

この鳴き声の頻度が1番多いと言われています。

ハムスター同士の喧嘩や、まだ人慣れていないのに無理やり触ろうとした時に鳴くことがあります。

頻度が多くなっている時はかなり攻撃的な状態で、噛まれる危険性があるので、手を近づけないように注意することが必要です。

ちなみに、威嚇しているときも同様です。

縄張り意識があるハムスターは、基本的には多頭飼いはよくないと言われています。

子どもが増えたら、威嚇しあわないようケージを別けたりすると良いでしょう。

何より、この鳴き声が出たときは、ハムスターに対して悪い影響を与えてしまったときなので、何が悪かったのか、飼い方を見直してみる必要があります。

驚いたときの鳴き声と気持ち

Cute little fluffy hamster climbing in cage. 出典:123rf

驚いたときには、「キュッ」と短い鳴き声をあげます。

これは、人間でも同じような感じですね。

例えば、ハムスターの死角から急に体を触ったり、お腹を触った時に驚いて鳴きます。

警戒心が強いので、一度驚かせると嫌われてしまうこともあります。

ケージの掃除をするときなど、できる限り驚かせないようにしたいですね。

苦しんでいるときの鳴き声と気持ち

A dwarf furry hamster sits on a sawdust. 出典:123rf

苦しいときには、「キューキュー」と息を詰まらせたように鳴きます。

また、窮地に追い込まれたときなどは、「キーキー」と鳴きます。

多頭飼育により、執拗に追い回され噛みつかれて悲鳴のような鳴き声をだしているサインなので、早急にケージを増やすなど対応が必要です。

鳴き声と病気の関係は?

Adorable syrian gold hamster in a cage, long haired. 出典:123rf

「キューキュー」と鳴いているときは苦しいときです。

呼吸器や肺の病気にかかっているケースもあるので、早急に動物病院で受診するようにしてください。

また、「キューキュー」や「チューチュー」と弱々しく長めの鳴き声を出したときは、何かの病気や寿命が近いサインです。

この場合も、早急に動物病院の受診をおすすめします。

ハムスターは小さい生き物なので何かあってからでは手遅れになることもあります。

この鳴き声を聞いたときには、できる限り早くお医者さんに診てもらいましょう。

まとめ
Pair of soft slippers and cute hamster on fluffy rug. 出典:123rf
  • ハムスターの鳴き声には喜怒哀楽の表現がある
  • 喜んでいるときは「キュキュキュ」と長めに鳴く
  • 怒っているときは「ジー」と濁音系で鳴く
  • 驚いているときは「キュッ」と短めで鳴く
  • 苦しいときは「キューキュー」と弱った声で鳴く
  • 「キューキュー」の場合は、呼吸器疾患に罹患していることがあるため早急に、動物病院へ連れていく

鳴き方には個体差があり、聞き分けるのが難しい場合も多いです。

鳴き声以外にも、表情や仕草で喜怒哀楽を判断することが必要です。

ペットを飼うということは個体差もしっかり見極めることが必要なんですね。