ハムスターを飼っていて気になるのは冬眠があるのかないのか。
実は、ハムスターには冬眠する種類と、しない種類があるんです。
飼い主の方必見!の情報をお伝えすべく、今回は『ハムスターは冬眠するの?死んだと思わないで!擬似冬眠に注意しよう!』をテーマにお届けします。
どうぞ最後までお付き合いください。
冬は室温管理に注意しよう
ハムスターの中でもゴールデンハムスターは冬眠をすることができますが、同じペット用として飼われるハムスターでも、ジャンガリアンハムスターをはじめとする多くの種類は冬眠ができません。
では、朝起きたらハムスターが固まってしまっている、冷たくなっているなどの経験をお持ちの飼い主さんもいるのではないでしょうか。
それは、疑似冬眠になっている可能性があるのです。
寒さに弱いハムスターは、室温が低すぎると低体温になってしまいますので、飼う場合は室温を一定以上に保つ必要があります。
ハムスターにとって適温である20℃~26℃まで室温を上げましょう。
疑似冬眠とは?
擬似冬眠とは、いわゆる「低体温症」のことです。
冬眠と違う点は、冬眠は元気な状態に戻ることができますが、疑似冬眠は自力での復活ができません。
これは大変ですね。
冬眠はいわば省エネでの生活に対し、疑似冬眠は低体温で体力が消耗してしまっています。
疑似冬眠か永眠なのか確かめよう
では、疑似冬眠なのか亡くなってしまったのかの判断基準は覚えておきたいところです。
疑似冬眠の場合、次の点があげられます。
・目が閉じている=亡くなった場合は目が開いています
・1分間に数回程度まで呼吸数が減少している(通常100~250/分)=亡くなった場合は呼吸をしていない
・体の弾力や少し手足を動かす=亡くなった場合は硬くなっている
・ひげが少し動いている=亡くなった場合は動かない
・毛並みがそろっている=亡くなった場合は、毛並みが乱れる
まずは、急ぎつつ正確にハムスターの状態を見てあげましょう。
疑似冬眠からの起こし方
疑似冬眠から自力で元気になることができないハムスターですが、どうやったら元気に戻ってくれるのでしょうか?
いまからお伝えすることは、ゆっくりと行っていきましょう。
早くしないと!と急かすと、ハムスターの命にかかわります。
まず、部屋を適温に設定し、自分の手も温めましょう。
手も室温も温まってきたら、手のひらで直接温めてあげます。
目安は30分ほどです。
ハムスターの体温があがってくると、この段階で目覚めることもあります。
それでも目覚めない場合は、タオルでカイロを包んだり、ハムスターをタオルで直接包んであげたりして、間接的に温めます。
ここまでくると、ハムスターの循環もよくなり、目が覚めてきます。
ハムスターの心臓に負担がかかるので、いきなりドライヤーやストーブなどで温めることはしないようにしましょう。
まとめ
・多くのハムスターは冬眠しない
・ハムスターは部屋が寒いと疑似冬眠(低体温症)になる。
・室温は20~26度が適温
・ハムスターの微細な動きや柔らかさで疑似冬眠の判断をする
・疑似冬眠になったら、部屋を暖め、自分の手を温め、手でゆっくりとハムスターを温める
小動物のハムスターなので、微細な動きを判断するのは難しいですよね。
しかし、自分のペットですので何かの異変には気づきやすいと思います。
いつも愛情を持って、ハムスターと触れ合うことで防げることもありそうですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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