ハムスターの主食の餌というと「ペレット」(英語ではpellet)ですよね。
では、与えるのはペレットだけで十分なのでしょうか?
もし食べないときはどうすれば良いのでしょうか?
他に必要な餌はあるのでしょうか?
どうぞ最後までお付き合いください。
ペレットはハムスターの主食
そもそも「ペレット」とは何でしょうか?
ペレットとは、ハムスターの主食になる食べ物で、穀物などを粉末にして固めた物です。
「見た目はおいしそう!」とは思いづらいですが、実は栄養満点です。
たんぱく質18%程度・脂肪5%程度・食物繊維12%以上なのです。
ハムスターは太りやすいので、高たんぱく・低脂肪のものをチョイスするのが良いでしょう。
餌はペレットだけで良いの?
では、ペレットだけ与えていれば良いのでしょうか?
結論から言えば、ペレットとお水だけで十分です。
しかし、私たち飼い主もハムスターとのスキンシップを取りたいですよね。
ハムスターも不足する栄養があるならば、摂りたいと思うのではないでしょうか?
ペレットを主食と考えて、ニンジンやサツマイモなどの野菜・ひまわりの種などの種子類・煮干しやチーズなどの動物性たんぱく質をバランス良く「おやつ」として与えるのも効果的です。
おやつなので、ハムスターサイズの細かく切った形で与えるのがオススメです。
人間と同様、やはり栄養バランスには注意したいですね。
ペレットの種類は?
ペレットには、固形タイプと半生タイプのものがあります。
どういうときに、どちらを選ぶかはハムスターの状態や状況によって違いますので、是非覚えておいてください。
と、その前にハムスターの歯について触れてみたいと思います。
ハムスターの歯は、生涯伸び続けますので、野生のハムスターは木をかじって削ったりします。
私たちが飼っているハムスターは、歯を整える木などがないと伸び続けてしまい、餌自体も食べづらくなり食べなくなる悪循環に陥ることがあります。
そこで、ペレットの固さが重要になるのです!!
固形タイプのペレットを与えると食事とともに歯を削る効果があり、一石二鳥となります。
しかし、赤ちゃんや高齢になったハムスターに固形タイプは噛みづらいため、その場合は半生タイプのペレットを与えるのが効果的です。
また、体の大きいゴールデンハムスターなどと比較し、小さなジャンガリアンハムスターでは口の大きさも違ってきます。
体の大きなハムスターには、大き目のペレットを与えて歯を削る機会を与えてみてください。
もし小さなハムスターを飼っているのに、大きなペレットを買ってしまった場合は、砕いてあげるのも効果的です。
ペレットを食べないときの対処法
では、もしペレットを食べてくれない時はどうしたらよいのでしょうか?
主食になっているので、是が非でも食べてほしいですよね。
その時は次の一工夫するだけで食べてくれる場合があります!
- 種類をかえてみる
- ぬるま湯でふやかしてみる
- 時間帯をかえてみる
ミックスフードタイプ(ペレットと種がまざったもの)のペレットを食べている場合は、ペレットのみを与えてあげると意外と食べてくれることもあります。
人間も同じで、同じものを食べていると飽きてしまうので、ペレット自体の種類を変えてみるのも良いでしょう。
また、固すぎて食べない場合もあるので、その時はぬるま湯でふやかしてみると、エサの匂いも増し食べやすくなることもあり、食べてくれることもあります。
老後のハムスターには、柔らかい団子状の「ペレット団子」もお勧めです。
ペレットをふやかし、種やピーナッツを細かく砕き混ぜ込み、団子状にします。
これだと食べる場合もあるので、老後や病気療養中のハムスターには与えてみるのもよいでしょう。
まったく食べない場合は、病気になっている可能性があるのですぐに動物病院へ連れて行ってあげてください。
最後に、時間帯をかえてみるのは、ハムスターの夜行性の特色にあわせてみてください。
夕方以降に、1日の給餌量を体重100gあたり約10-15gの目安として与えると食べることもあります。
オススメのペレットを紹介
・イースター ハムスターセレクション 400g
小粒タイプのペレットです。
実は、小動物専門獣医師の指導と動物園飼育技師などの協力により開発されたハムスター用高品質総合栄養フードなので、高たんぱく・低脂肪で栄養は満点です。
ハムスターの健康維持にはもってこいですね。
口コミも評判が高くオススメです。
・SANKO ハムスタープラス・ダイエットメンテナンス 200g
こちらも小粒のペレットです。
とうもろこし、小麦、大麦、アワなどが原材料に入っており、炭水化物を多く含み、低脂肪なので肥満を抑え、健康的な体形に近づけるそうです。
少し太めのハムスターにはもってこいです。
ハムスターはすぐに太ってしまう傾向があるので、食事から気を付けてあげたいですね。
・フィード・ワン ハムスターフード ハードタイプ 1kg×1個
ハードタイプのペレットなので、歯に良い硬さとなっています。
また、消臭成分(ユッカから抽出した糖タンパク質、カプセル化した乳酸菌および酸素)+オリゴ糖配合がされているので、糞尿の臭いを和らげてくれるのも特徴の1つです。
粗タンパク質:23.0%以上、粗脂肪:3.0%以上、粗繊維:5.0%以下と、高たんぱく・低脂肪なのもうれしいですよね。
1kgと大容量なので、使い切るのが少し大変なので小分けにしてカビないように注意してください。
大きい粒なので、小型のハムスターには砕いてあげるのが良いかもしれません。
・ハムスタープレミアムフード ドワーフハムスター専用(400g)
こちらはドワーフハムスター専用になります。
ですので、ジャンガリアンハムスター・ロボロフスキーハムスターなどの小型のハムスターにはもってこいのペレットですね。
こちらも粗タンパク質:19.0%以上・粗脂質:2.5%以上・粗繊維:4.0%以下と高たんぱく・低脂肪のため、健康維持にはもってこいです。
小さめにできていますが、食べづらそうなときはペレット団子やふやかしてあげるのも1つの方法かもしれません。
・ハムスタープレミアムフードゴールデンハムスター専用400g(国産)
こちらはゴールデンハムスター専用になります
草食傾向の強い食性に合わせているようで、免疫力を維持する『RNAヌクレオチド』配合しています。
高タンパク質・低脂肪で、粒形状で食べやすい形になっています。
国産で着色料・保存料無添加なのも安心ですよね。
まとめ
- 穀物類を固めたペレットが、ハムスターの主食になる。
- ハムスターの大きさによって、ペレットの大きさを変える。
- ハムスターの歯の長さと、年齢によって、ペレットの固さを変える。
- ペレットを食べないときは、夕方の時間帯に、ミックスタイプでないものを、少しふやかしてみると食べることもある
ペレットは主食です。
私たち日本人もお米の種類を悩むのと同じく、ハムスターにもそれぞれ趣味嗜好があるので、ハムスターの好きなペレットを探してみてあげてください。
きっと、好きなペレットに巡りあえると思います。
何より、ハムスターは寿命が2年~3年と言われているので、その中で大事な時を一緒にともにするパートナーの食事にも気を配っていきたいですよね。