ハムスターと一緒に暮らしている方の中に、甘噛みに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
どうして甘噛みするのでしょうか?
どうぞ最後までお付き合いください。
ハムスターが甘噛みする理由は?
何かストレスや不満がある、かみ癖など様々な理由があります。
飼育環境を見直したり、甘噛みするタイミングをチェックして、原因を見極めていく必要があります。
エサと間違えた?
ハムスターの色彩は白黒となっています。
さらに目が悪く、30cm以上離れているとぼんやりとしか見なくなります。
ニオイや音でいつも食べている餌と判断するので、勘違いして飼い主の手を噛んでしまうことがあります。
いつも食べているエサを手に持っているときに噛まれたならば、「エサと間違われた」だけです。
興味をもっている?
ハムスターは自分の知らないものは口の中に入れて確認する習性があります。
甘噛みされただけなら「興味をもっている」ための甘噛みです。
飼い主へのサイン?
食べ物がほしいとき、また、手の上に乗せているときには「降りたい」という意思表示の場合が多いです。
ハムスターから飼い主へのサインとして甘噛みをしているのです。
ストレス解消?
ケージが狭い・室温が高いなどの環境にストレスを感じている可能性があります。
ケージを噛んでいる噛み癖のあるハムスターも中にはいるようです。
甘噛みの原因は飼い主に?!
基本的に噛むことは少ないハムスター。
つまり、噛むということは何かが起きていることになります。
何かが起きているということは、飼い主側が気づいていないだけで、ハムスターから必死にサインを送っているので、無視せずに注意深く観察することが必要です。
噛むときの対処法
今まで述べてきた原因み対する対処法を説明していきます。
エサと間違えたとき
飼い主が安心できる存在になりきれていない場合もあります。
エサを渡すときにサッと手を引いたり、振り払ったりしていませんか?
まずは自分が安心できる存在なんだということをわかってもらう必要があります。
血が出ない程度の甘噛みなら我慢して噛ませておいても問題ありません。
興味をもっているとき
最初は、飼い主もびっくりするかもしれませんが、「食べられない物だとわかれば」それからは噛まなくなります。
この場合あまり心配はいらないようです
飼い主へのサインのとき
ごはんを欲している場合は、小さなおやつを与えてみてください。
生まれてから数か月は特に動物性たんぱく質を摂取したい時期でもあるようなので、動物性たんぱく質のおやつにすると良いでしょう。
また、手乗りさせている場合は、「早く降りたい」気持ちになっている場合が多いです。
ゆっくり巣箱にもどしてあげてください。
慣れているハムスターであれば、気持ちが落ち着けば手乗りしてくれるようになります。
何事も焦らずに1つずつステップアップしていきたいですね。
ストレス解消のとき
ケージや巣箱を狭く感じている場合は、ケージや巣箱自体を広くするという方法があります。
また、巣箱内の温度を快適な状態(20~25℃)にすることも重要な対策となります。
夜は室内の照明を落としたり、タオルなどでケージを覆うことで静かな環境を整えることもできます。
環境因子によるストレスには、環境の再設定が必要になります。
しつけはできるの?
ハムスターはとても頭の良い生き物ですが、しつけという観点でいうと「しつけ」はできません。
構いすぎると、ストレスフルとなり1年以内に死んでしまうほど繊細な生き物でもあります。
また、飼い主や環境に慣れるのにはとても時間がかかります。
飼い主であると理解してもらえるまでにも時間がかかります。
時間はかかりますが、理解できるようになるのでゆっくり時間をかけて仲を深めていきたいですね。
まとめ
- 甘噛みは、エサと間違えたり、興味をもっている、何かしてほしいときにする場合がある
- 甘噛みは、飼い主起因の問題の場合が多い
- 対処法1:動物性たんぱく質のおやつを与えて空腹感を和らげる
- 対処法2:手乗りさせていて噛まれる場合はおろしてあげる
- 対処法3:ケージ・巣箱を広げて巣材を変えてみる
- ハムスターをしつけることはできない
ハムスターは繊細な生き物です。
しつけができないので、見極めてあげることが必要になります。
しかし、甘噛みされると驚きますよね。
わたしたち飼い主は感染には注意したいためしっかり止血することが必要です。
何を求めて噛んでいるのか、声に出せないからこそよく観察してあげてください。