1年中食べられて安価な野菜の「もやし」は、大豆など豆類を発芽させた新芽のことです。英語ではbean-sproutsです。
それは、茹でても炒めても存在感を残してくれる野菜ですよね。
人間は当たり前のようにもやしを食べますが、ハムスターはどうなのでしょうか?
どうぞ最後までお付き合いください。
ハムスターにもやしを与えても良いの?
結論からお伝えすると、もやしは与えても大丈夫です。
しかも、生で与えても大丈夫なのです。
与える量ですが、1週間に1度くらいで、あげる量は1日1本にしましょう。
なぜ、1本を1週間に1度かというと、もやしは水分を多く含んでいます。
下痢を防ぐためにも、このくらいのペースが良いと考えられます。
ハムスターは水分を取りすぎると、下痢をして脱水になりやすくなるので注意が必要ですね。
もやしの栄養素は?
もやしは意外と栄養価が高い野菜なのです。
たんぱく質をはじめとして、ビタミンB群やビタミンCなどのビタミン類、カリウムやカルシウムなどのミネラル類をバランスよく含んでいます。
疲労回復物質のアスパラギン酸も有名なところでしょうか。
新陳代謝にも効果があります。
また、カロリーも低めなので、安価の割には優れた野菜ですね。
あまり知られていないのがポリフェノールです。
ポリフェノールには、美肌の効果があります。
人間には強い味方なんです。
もやしを与えるときの注意点
注意が必要なのは、まずは新鮮であるかどうか。
意外とすぐに傷んでしまう野菜なので、購入したばかりのものを与えましょう。
与える際は、洗って水分をしっかり切ること。
ハムスターは、消化不良や水分の摂りすぎですぐに下痢を起こしてしまいます。
もやしは水分を多く含んでいるので、水分はしっかり切ってあげてください。
そして、根や豆の部分は取り除いて白い部分だけ与えてください。
豆はハムスターにとって有害なんです。
消化が十分にできず、死に至るケースもあるようなので、その点は注意が必要です。
与えたあとは、下痢や嘔吐を起こしていないか確認も必要です。
ハムスターは元々、自然界では水分が少ない環境でも尿の再吸収を行い、体内の水分を保持出来る動物として生きていました。
そのため、水分が無くても生きていけるのではなく、水分を補給する必要があまりないのです。
逆に飲みすぎて下痢をするようであれば、水の量を控えめにするなど、飼い主のお世話の方法も変わってきます。
そのため、もやしの与え方1つでも慎重になる必要があります。
まとめ
- もやしは栄養価の高い野菜
- ハムスターに与える場合は、1週間1度で1日1本にする
- もやしは水分が多いため、下痢などを起こしていないか注意が必要
もやしは、意外と栄養価の高い野菜であり、やはり水分の多い野菜です。
ハムスターにとって、水分摂取量は生死に関わる問題です。
しかし、おいしくポリポリ食べる姿は愛らしいですよね。
与える量をきちんと守って、楽しくハムスターとの生活を送ってくださいね。