ハムスターを飼い始めた方、ハムスターを飼っていて赤ちゃんが生まれた方、それぞれいらっしゃると思いますが、どうやって育てていけばよいのでしょうか?
みなさんご存知でしょうか?
そこで今回は『ハムスターの赤ちゃんの育て方は?餌や人に慣らす方法・注意点を紹介!』をテーマにお届けします。
どうぞ最後までお付き合いください。
Contents
生後1週間までの育て方
生後10日ほどまでは、母乳で育ちます。
ですので、「母親の餌」に注意が必要となってきます。
母乳を与えるので、しっかり母親の餌には気を付けていきたいですよね。
授乳期の親ハムスターの餌は、いつもの倍の量を与えてあげましょう。
たんぱく質・炭水化物を増やし、脂肪を減らすことが重要になるので、トウモロコシなどが良いとされます。
また、動物性の餌を増やすと良いので、チーズや煮干しなども良いでしょう。
そして、この時期は赤ちゃんに触らないことが重要になります。
母親が子どもを守るために警戒しているので、刺激を与えないようにしましょう。
ケージ内の掃除も、トイレ掃除程度でとどめるのが良いでしょう。
母親のストレスが高い場合は、トイレ掃除もしなくても良いくらいです。
そのくらい周囲への警戒度が高まっています。
赤ちゃんが生まれて緊張しているのですね。
生後1週~2週間までの育て方
この頃から赤ちゃんは、少しずつ歩き出します。
そして、母乳と同時に母親の餌に興味を持ち始めます。
食べ残しているエサなどを食べることもあります。
赤ちゃんが食べやすいように、柔らかい葉物を母親に与えてあげると良いでしょう。
例えば、小松菜・ほうれん草などがベストです。
また、手作りの離乳食としてハムスター用ミルクでふやかしたペレットを与えるのも良いです。
しかし、ペレットなど固いものも、個体によっては食べられるようになりますので、ペレット自体も準備しておいて良いでしょう。
さて、この頃から赤ちゃんは巣箱から出てきたりしますが、まだまだ触ってはいけません。
まだ離乳していない時期なので母親の警戒心はほどけていません。
1週目と同様に見守ることが、重要です。
生後2週~3週間までの育て方
この時期になると、毛も生え揃ってきて、見た目もハムスターらしさが出てきます。
個体差はありますが、離乳している頃なので自分で餌を食べられるようになる頃です。
赤ちゃんの分も餌を与えるようにしましょう。
歯もしっかり生え変わってきているので、固いペレットもしっかり食べられるようになってきます。
離乳と同時に、母親の警戒心も和らいできます。
無理はしない程度に、巣箱の掃除から始めて、少しずつ赤ちゃんに触れてみるのも良いでしょう。
ただし、母親の様子を伺ってください。
いきなり抱き上げるなどをせず、優しく撫でる程度が良いでしょう。
生後3週~4週間までの育て方
この頃になると、自立し始めてきます。
ハムスターの自立は早いですよね。
ハムスター自体は、多頭飼いを避けたほうが良いですが、兄弟・家族が仲良く暮らしている場合は、無理に離すことはありません。
餌は、大人と同じものを同じ量与えても大丈夫です。
赤ちゃんが母親のウンチを食べちゃった!?
なんと、母親のウンチを赤ちゃんが食べてしまうことがあります。
「大丈夫なの!?」と思うかもしれませんが、ハムスターのウンチは腸内細菌を受け継ぐので問題ありません。
これは「食糞」という正常な行為なんです。
離乳食として母親のウンチを食べる場合と、腸内細菌が作り出したビタミンB群を摂取するための2つの意味があります。
体を折り曲げて肛門から直接食べたりして、食糞自体は1日に20回くらい行うこともあるようです。
これは、餌が足りないというわけではありませんので、心配はいりません。
体を折り曲げて肛門から直接食べたりして、食糞自体は1日に20回くらい行うこともあります。
これは、餌が足りないというわけではありませんので、心配はいりません。
赤ちゃんを人に慣らすには?
重要なのは、母親の警戒心を解くことです。
警戒心があると、飼い主であっても噛みつくことがあります。
いくつかSTEPを踏んで慣らしていきましょう。
前提条件として、離乳しているハムスターから以下の対応をしていきましょう。
におい・声を覚えてもらう
生後3週目くらいから対応できます。
餌やおやつの時間に、飼い主は声を出して自分が安心な存在だとわかってもらいましょう。
名前をつけて呼ぶのはとても良いことです。
声をかけてかけてから餌を手からあげると、飼い主のにおいを覚えてくれます。
手のひらに餌をのせる
声をかけながら、今度は手のひらに餌をのせてあげてみましょう。
手先から徐々に手のひらにのせるようにします。
これを何度か繰り返すと、ハムスターも慣れてきます。
ゆっくり触ってみる
ハムスターが慣れてきて、母親も警戒心がほどけてきたら、手をそっと入れてみましょう。
慣れてきているハムスターであれば、声をかけたら寄ってきてくれます。
手のひらに乗ったらそのまま餌を与えたり、そっと触ってみると良いでしょう。
STEP自体は簡単ですが、なつくまでには時間がかかります。
それまでに噛まれたりすることもあるでしょう。
しかしゆっくり時間をかけることが重要になりますので、どっしり構えて慣れさせていきましょう。
ハムスターの赤ちゃんを育てるときの注意点
ハムスターの赤ちゃんを育てるのには、母親のケアが1番重要になります。
母親のストレスフルにならないよう、環境整備をしっかり整えてあげましょう。
室温・床材・トイレ掃除などに注意しながら対応してください。
また騒音や振動がないように心がけてください。
日々のお世話では掃除はせずに、水換えや親への餌やりだけにとどめておくことが重要です。
じっと我慢ですね。
母親は、赤ちゃんに人間の臭いがつくことをかなり嫌がり、噛んだりする恐れもあります。
赤ちゃんが生まれる前までに床材の全交換、ケージ掃除はしっかり終わらせておくことが必要です。
約1カ月はケージ内の掃除がほぼできないので清潔な状態にしてあげましょう。
まとめ
・生後1-2週までは母乳で育ち、それ以降は葉野菜やふやかしたペレットを与える
・生後3週まではケージ内の掃除は極力避け、トイレ掃除のみとする
・約1カ月はケージ内の掃除がほぼできないので清潔な状態にする
赤ちゃんは、動物も人間も本当にかわいくすぐ触りたくなりますよね。
しかし、赤ちゃんがいるということは母親がいるということ。
母親の存在を大事にしてあげるのが、ハムスターを飼うためには重要です。
母親のストレスが高まっているときには、リラックスできる環境整備が必要ですし、餌も好きな食べ物を用意してあげるのも良いでしょう。
ハムスターがしっかりと子育てできる環境を整えてあげるのが、飼い主の役目ですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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