ハムスターをペットとして飼い始めて手乗りをし始めたものの、どうやってその手から降ろしてあげればいいのか迷ったことはありませんか?
ケージ内の掃除のときに、ハムスターを別の場所に移すときにどうやって持ってあげたり扱ってあげたらよいのか迷うことはありませんか?
どうぞ最後までお付き合いください。
ハムスターの正しい持ち方
ステップは4つです。
そこをしっかり踏まえてあげれば、安全にハムスターを持つことができます。
ハムスターの真正面へ手を伸ばす
ハムスターの視界から見える位置で手を出してあげると、怖がらせずにハムスターに合図を出せます。
ハムスターは臆病なので、驚かせないようにしましょう。
もし、この仕草だけで怖がったりするなら、まだ飼い主さんに慣れていない証拠です。
慌てず、飼い主さんに慣れるまで待ちましょう。
ハムスターの名前を呼んでおやつを与える
ハムスターは、自分の名前を覚えることができます。
手を差し出して自分の名前を呼ばれると、慣れていればトコトコと手の方へ近づいてきますので、おやつを与えてみましょう。
差し出した手のひらにおやつを乗せると、手のひらに乗ってきやすいです。
両手のひらですくうように持つ
ハムスターが手の上に乗ったら、必ず両手でゆっくりと持ち上げてください。
手のひらを「すくう形」にしておくと良いでしょう。
触ってはいけない場所を触るリスクも低くなります。
高い位置ではなくなるべく低い位置で持つ
飼い主は座った状態で、持つようにしましょう。
ハムスターも動物なので、いつ手のひらからジャンプするかも分かりません。
極力低い位置で持つようにしましょう。
ハムスターを持つときの注意点
手洗いはしっかりと
まずは、手洗いはしっかりしてから持つようにしましょう。
ハムスターは嗅覚に優れていますので、別の動物(ペット)のにおい、野菜や魚・お肉などのにおいが手についていると、エサと勘違いしたりして噛む恐れもありますので注意しましょう。
お腹はさわらない
野生で生きてきたハムスターの腹部は無防備な場所です。
つまり、そこに触れられることは、「命の危機」とまでは言い過ぎかもですが、それほど強い危機感に迫られることになります。
大変ストレスを感じやすい場所でもありますので、お腹には触らないよう注意しましょう。
耳・尻尾を掴まない
お腹意外にも、耳やしっぽも大事な存在なので、そこをつかむと噛まれることがあります。
耳や尻尾には触らないようにしましょう。
ハムスターの間違った持ち方
上でも紹介したように、手洗いをせずに持ったり、お腹・耳・尻尾を持つのは間違っています。
さらに首根っこをつかまえるような持ち方も間違いです。
飼い主であるので、パートナー(=ハムスター)を傷つけない持ち方が重要ですよね。
さらに、高い位置、例えば飼い主がハムスターを持ったあとに立ち上がったりするのも危険です。
高い位置からハムスターが落ちてしまったら、骨折や内臓に負荷がかかってしまい最悪のことも考えなければいけなくなります。
必ず、座った状態で持つように心掛けてください。
持つのを嫌がられたときは?
慣れる時間をつくる
ハムスターも、飼い主に慣れるまでに時間が必要です。
手を差し出してもやってこない、名前を呼んでもやってこない場合は、そこからまずは距離を縮めていく必要がありますよね。
飼い主の声やにおいには敏感に反応できる動物なので、慣れてくれば驚かずに近づいてきてくれます。
辛抱強く待ちましょう。
カップなど容器を利用してみる
ケージの掃除など、どうしてもハムスターの居場所を移さなければいけないときってありますよね。
でも、まだ自分に慣れてくれていない。
さてどうしたものか、と悩む飼い主さんも少なくないでしょう。
そんなときは、カップなどの容器を利用して移すことができます。
直接手で触れるようなことは避けて、移動させるようにすると良いでしょう。
これだと、短時間に安全に移動ができます。
まとめ
- ハムスターには飼い主のにおい・声を覚えてもらう
- 手を差し出してエサを与えて両手で優しく包み込んでもちあげる
- お腹、耳、尻尾は触らない
- 必要に応じてカップなど容器を用いて移動させることも考慮する
ハムスターは繊細な生き物なので、移動だけでストレスを感じてしまう個体もいます。
一方で、慣れてくると自然とトコトコやってきてくれてとても愛らしいです。
ハムスターの持ち上げ方にも色々と守るべきことはありますが、飼い主に慣れてくれていれば簡単に持ち上げることもできますので、まずはスキンシップを十分にはかってあげることが重要なのかもしれませんね。