お酒のおつまみ、夕飯の1品にもなる枝豆。これは、マメ科の大豆と同じもので、青いうちに収穫したものです。そのため、英語ではsoy-beansです。
つい手が伸びてしまう野菜の1つでもありますよね。
では、ペットのハムスターに枝豆を餌として与えてよいのでしょうか?
食べられるなら、夕食を一緒になんてこともできますよね。
どうぞ最後までお付き合いください。
ハムスターは枝豆を食べることができるの?
枝豆ですが、大豆が成熟する前に収穫したものが枝豆なんです。
ご存知でしたでしょうか?
大豆となれば栄養もありそうですし、大丈夫そうですよね。
はい、ハムスターは枝豆を餌として食べることができます。
おいしいですもんね。
枝豆はカロリーが高く、脂質・糖質も高いなど注意点がいくつかある食べ物でもあります。
注意点を守って与えるようにしてください。
注意点は後述を参考にしてください。
生でもよい?枝豆の与え方は?
枝豆を生で与えるのはNGです。
ですので、茹でた枝豆を与えてください。
しかし、人間が食べるときは塩茹でしますが、ハムスターには塩厳禁です。
塩茹でしていない枝豆がベストです。
加熱不十分の枝豆を与えるのもNGです。
豆類には「プロテアーゼ阻害物質」という成分が含まれています。
プロテアーゼ阻害物質は、タンパク質の消化吸収を邪魔するので、消化不良や下痢を引き起こす恐れがあります。
また、生の豆類に含まれる「レクチン」は、血液を固まらせて血栓をつくることがあります。
その結果、胃や腸の粘膜に炎症を起こしたり心臓を悪くする恐れがあります。
プロテアーゼ阻害物質やレクチンは、十分に加熱することでほぼ無くすことができますので、必ず完全加熱調理をしてください。
ちなみに、そら豆やいんげん豆などの他の豆類も、茹でて与えることができます。
枝豆の栄養素
生の枝豆には有害物質が含まれていることを紹介しましたが、人間も生の枝豆はNGです。
そして、大豆である枝豆は、糖質・脂肪の割合がかなり高めです。
さて、栄養素についてですが、「畑の肉」といわれるように高タンパクの野菜です。
「タンパク質/ビタミンB1/ビタミンC/カリウム/鉄分」などエネルギー源となる豊富な栄養と、それを効率よく変換するビタミンB1が含まれています。
カリウムは体内の余分なナトリウムを排出し、疲労回復につなげます。
ただ、尿酸値を高めるプリン体が多いので、人間にとっても食べ過ぎは禁物です。
適量や注意点
ハムスターに与えるときは、枝豆は加熱必須です。
改めてですが、絶対に生では与えないでください。
お湯で約4~5分ほど、しっかり中まで火が通るまで茹でましょう。
これで有害物質を減らし、心臓病にかかる予防になります。
次に与える量ですが、毎日与えずに1日1粒に抑えましょう。
脂質・糖質が高いことから与えすぎると肥満の原因になってしまいます。
枝豆は、食物繊維が豊富なため、ハムスターによっては下痢をおこす個体もいるので、食べたあとには下痢を起こしていないか注意が必要です。
これはどの野菜でも同じことですね。
消化不良を起こしていないか必ずチェックしてください。
まとめ
- ハムスターは茹でた枝豆は食べられる
- 茹でた枝豆は1日1粒程度で抑える
- 食べたあとは消化不良を起こしていないかチェックする
枝豆はパクパク食べやすい野菜の1つです。
高タンパク質なのも魅力で、大豆と聞くと栄養があるというイメージですよね。
しかし、人間と同様の塩ゆでにしたりすることで、一緒に暮らしているハムスターにとって悪い影響を与えてしまうので、愛するハムスターのためにも茹で方には注意が必要です。
一緒に暮らす相棒のことを考えて、晩酌に付き合ってもらうときには、私たちが塩茹でしない枝豆を食べるのも1つの手段かもしれませんね。