栄養満点の食材の1つ卵です。英語ではeggと書き、当然、鶏の卵のことです。
それを茹でたものがサラダに入っていると色どりにも良いですよね!!
さて、ハムスターは卵を餌として食べることができるのでしょうか?
どうぞ最後までお付き合いください。
与えるのは生卵?ゆで卵?
卵は、TKGなどの生卵、ゆで卵、スクランブルエッグ、目玉焼き…と色々ありますよね。
ハムスターにはどれがベストなのでしょうか?
結論から言うと「ゆで卵」を与えましょう。
生のままだと想像できるように、ハムスターがベトつきます。
焼く場合、火が通っていますが油を使うことが多いので、あまりオススメはできません。
是非、ゆで卵を与えてあげましょう。
ちなみに、固めに茹でるのがオススメです。
では、卵は白身と黄身に分かれますが、どちらがオススメなのでしょうか?
ハムスターへの卵の与え方
ハムスターには、白身を与えるのがベストです。
与え方としては、ハムスターの一口大の大きさに切って与えます。
与える頻度は、1ヶ月に1度ほどで大丈夫です。
しかし、成長期の赤ちゃんの場合は、1週間に1度でも大丈夫です。
黄身はパサついてしまうので、頬袋にたまりやすいです。
ちなみに黄身はカロリーも高いので、与えすぎには注意が必要です。
与えすぎには注意ということは、与えてもよい場合があります!
それが、妊娠中や育児中のハムスターの場合です。
栄養が通常より必要なので、与えすぎには注意ですが、黄身を与えてあげるのもよいでしょう。
では、卵を与えるときに注意が必要なことはなんなのでしょうか?
卵を与えるときの注意点
上でも述べていますが、生卵はNGです。
卵白に含まれるアビジンという物質によってビオチン欠乏症になり、皮膚炎、食欲不振、疲労、脱毛といった症状が出ます。
これは加熱することにより、この症状は出なくなります。
卵を与えるときの注意点ですが、与える頻度は先ほどもお伝えした通り、1ヶ月に1度程度で大丈夫です。
ゆで卵の白身の部分のみを与えるのがベストで、黄身は妊娠中・育児中のママにボソボソしないよう細かくして与えるのがよいでしょう。
頬袋にたまってしまうと、最悪の場合手術が必要になってしまうので、たまっていないか注意が必要です。
卵の栄養素
注意点が分かったところで、栄養素はどういうものがあるのでしょうか?
卵は「黄身・白身・カラザ(白いひも)」の3つの部位からなっています。
卵の黄身は、大豆の約3倍コリンを多く含んでいます。
コリンは、記憶・学習に深く関わる神経伝達物質で、コリンを多く摂った人々の学習能力が25%もアップしたという実験結果もあるくらいです。
卵の白身は細菌の繁殖を抑えるリゾチームを多く含んでいます。
風邪薬に含まれるリゾチームは卵の白味から作られているんですよ。
卵の白いひもは「カラザ」といい、シアル酸を含んでいます。
これは細胞を保護する成分で、細胞の接着剤の役割をしたり、細胞破壊やウイルスから細胞を守り人体の免疫力の向上に役立ち、ガンの転移を防ぐ作用もあるのだそうです。
人間の場合でも取り除くことがありますが、一緒に食べるのがベストのようです。
その他、ビタミンA・B1・B2・D・E、鉄、リン、カルシウムなどのビタミン・ミネラル類を豊富に含む栄養食材であり、人間の場合は毎朝1個食べるのがオススメですよ。
卵を使ったハムスター用おやつ
それでは、卵を使ったおやつを紹介します。
・サクサク王国スクランブルエッグ
卵にはタンパク質・必須アミノ酸に加え、各種ビタミンがバランスよく含まれています。
その卵を使って「スクランブルエッグ」にしたおやつです。
動物用に卵を炒って、食べやすい大きさに冷凍乾燥加工したおやつです。
・ちょびっと タマゴボーロ(20g)
ハムスター用の卵ボーロです。
ハムスターのサイズにもちょうど良い商品になっています。
まとめ
- ハムスターにはゆで卵の白身の部分を与える
- 妊娠中、育児中は黄身を与えてもよい
- サイズはハムスターが手に持てるくらいのひと口大にする
- 頻度は数ヶ月に1度、おやつ程度に与えるのがベスト
- ハムスター用のおやつも併用するとよい
卵は栄養満点の食材なので、普段の週に2~3回とは違って1ヶ月に1度程度でよい食べ物です。
タンパク質がたくさんとれるので、ペレットを与えつつ「おやつ」として与えるのがベストですよね。
人間でもマッチョの方がゆで卵を食べている姿を見ますが、栄養は満点なのはわかりますよね。
ボソボソしているので、食べ残りが口の中にたまっていないか注意してくださいね。