ハムスターをペットとして飼い始めて、かわいい仕草をみかけるとキュンとしますよね!
一方、威嚇されるとビックリしませんか?
自分の子に限って?!と驚くと思います。
どうぞ最後までお付き合いください。
ハムスターの威嚇行動
威嚇するとは、どういった状態なのでしょうか?
どんな行動をするか見ていきたいと思います。
ジッ・ジーの鳴き声
ハムスターは鳴く動物ではないのですが、威嚇するときに「ジッ」「ジー」と鳴きます。
手を握り締めて、口を開けて、飼い主の方を向いている姿はかわいいですね。
ギッ・キーの鳴き声
感情が高まると「ギッ!」「キーキー!」と鳴きます。
ハムスター同士で喧嘩になると、攻撃的な状態になり威嚇をするときがあります。
仁王立ちする
動物の威嚇のポーズである仁王立ち。
実は、ハムスターもするのです。
威嚇の理由は何?
では、威嚇している理由を見ていきたいと思います。
恐怖を感じているとき
ハムスター同士で喧嘩しているとき、まだ慣れていないのに無理やり触ろうとしたときに「ジッ」「ジー」鳴くことがあります。
このときは、恐怖を感じて威嚇しているときです。
無理やりハムスターを触っている場合は、触るのはまだまだ我慢しましょう。
信頼関係が築ければ、必ず触れるときがきます!
また、大きな音・不快な音が聞こえたときにもジッ!やジーと威嚇することがあります。
攻撃的になったとき
感情が高まると攻撃的になります。
これは人間でもそうですよね?!
特にハムスター同士で喧嘩しているときなどは、アドレナリンが出ていて攻撃的になっています。
このときは、飼い主さんも指などを噛まれないように注意しながら、ハムスターを離したりする必要があります。
縄張りを荒らされそうになったとき
お部屋の掃除やトイレの掃除のときに、仁王立ちになって鳴かれたことはないですか?
これは「縄張りを荒らされるかも?!」とビックリしている様子なんです。
また、お迎えしたての頃も、ペットショップの居心地と違うため、威嚇する仕草を見せることもあります。
お腹を触られたとき
急所であるお腹は、慣れてからも触ると威嚇されることが多いです。
慣れてからも触らないように注意しましょう。
威嚇するということは、不安になっていることがあるということです。
飼い主さんは、なぜ不安になっているか汲み取ってあげてくださいね。
威嚇のときに臭いが?!
威嚇されたときの特徴として、臭いにおいを感じたことはありませんか?
実は、威嚇時に臭いを出すことがあります。
ハムスターもマーキング行為をしますので、臭腺からにおいを出します。
それに臭いを感じるのです。
複数の個体を別々のケージで飼っていても、臭いを感じてしまったら警戒して威嚇することもあるので、ケージ同士をなるべく離すなどの対応が必要になってきます。
その他、自分のにおいを感じることで安心を得ようとする説があります。
また、嫌なにおいを発して攻撃者の目を逸らそうとする説があります。
両方とも、かなり強烈なにおいなので気付くはずです。
ハムスターがストレスを感じているということなので、環境を整えてあげる必要があります。
威嚇されないようにするには?
威嚇されないためには、ハムスターから信頼を得ることが必要です。
つまりハムスターに嫌われないことが大切です。
威嚇はハムスターが発信したサインです。
そのサインに対しては、必要以上にハムスターに構わないことが大切です。
ハムスターの気持ちを尊重してあげましょう。
ハムスターは飼い主が危険な存在ではないと分かれば、興味を持って関心を示します。
慣れてもきます。
ですので、不安を完全にとってあげることで威嚇されずに過ごすことができます。
まとめ
- 威嚇行動は、ジッ・ジー・キーを鳴いたり、仁王立ちをするなどの動作が多い
- 威嚇行動の背景には恐怖や不安があり、縄張りを荒らされるなどの恐怖心などから威嚇行動にでることもある
- 威嚇行動時はマーキング行為をすることもあり、強烈なにおいを発することもある
飼い始めは、毎日警戒されるものです。
今まで安心だった場所から、違った世界が見えたら私たちも驚くのと同じですよね。
「水交換するねー」など声をかけて自分の声を覚えてもらい、においを覚えもらうことを繰り返すことで、安心感を得られます。
安心してもらえると、手でエサを与えたり、うまくいけば手乗りもしてくれます。
しかし、それは安心しているからできることです。
ハムスター自身で安心な環境を整えるには限界があります。
是非、安心な環境作りを飼い主さんがしてあげてください。