ナスは様々な料理に使え、美味しい野菜ですよね!英語ではeggplantと書き、原産国はインドです。
そんなナスですが、ハムスターに与えても大丈夫なのでしょうか?
人間にとっては体に良い野菜でも、ハムスターに与えるのはダメなものもあります。
どうぞ最後までお付き合いください。
ハムスターはナスが食べれるの?
まずは、ハムスターはナスが食べられるのか?ということです。
結論から言いますと、ハムスターは雑食ですので、ナスを食べようと思えば食べられます。
ですが、与えない方が良いでしょう。
絶対与えてはダメということではないですし、少量与えただけで死に繋がるということはありません。
なぜハムスターにナスを与えてはいけないのでしょうか?
ナスには中毒成分が含まれている
ハムスターにナスをオススメしない理由の1つ目は、中毒成分が含まれているということです。
ジャガイモの芽には、有害物質のアルカロイド系物質「ソラニン」が含まれているのはご存じの方が多いかもしれませんが、ナスの種子にも同じソラニンが含まれているのです。
ジャガイモの芽に比べると強い毒性はないので、人間には害がないのです。
しかし、小さい体のハムスターなので、影響を与えてしまう可能性が高くなります。
中毒になると、下痢やふるえ、血色異常、痙攣、呼吸困難などを発症し、最悪の場合は命を落としてしまいます。
ナスの比較的安全な部分もほとんどが水分ですので、あえて食べさせる必要はありません。
ナスの水分とアクが問題
ハムスターにナスをオススメしない理由の2つ目は、水分とアクが多いためです。
ナスの栄養がある部分と言えば皮なのですが、同時にアクが強いですし、メインの白い部分にはほとんど水分しか含まれていません。
毒性はないですが、水分が多いため、下痢を起こりやすくなってしまいます。
ハムスターにとって下痢は命を脅かす怖いものなので、ナスはハムスターにとってデメリットが大きく、メリットが少ない野菜なのです。
誤って食べてしまったら
もし、ハムスターがケージから脱走して、ナスやその他の食べてはいけない物を食べてしまった場合は、すぐに病院へ連れて行きましょう。
その際、何をどれくらい食べてしまったのかが分かるよう、現物を持参し先生に見せてください。
病院へ行ったとしても残念ながら治療ができないことも多く、対処療法になることも多いかと思います。
緊急時に備え、ハムスターの診察をしている一番近い病院を探しておいてください。
また、連れて行くときは、可能な限り車で行きましょう。
まとめ
- メリットよりデメリットが多い野菜のため与えない方が良い
- 種にはアルカロイド系物質のソラニンが含まれている
- ソラニンの中毒症状として「下痢、ふるえ、血色異常、痙攣、呼吸困難」を発症する可能性がある
- 皮の部分にはアクが多く含まれている
- 白い部分はほぼ水分なので、下痢を引き起こす可能性がある
- 食べてはいけないものを食べてしまった場合、すぐに病院へ
- 病院へ連れていく際は、何をどれくらい食べてしまったのかが分かる現物を持っていく
今回は、ナスについて以上のことが分かりました。
ハムスターにナスは、メリットよりデメリットの方が多いということが分かりましたね!
誤って食べてしまった場合は、すぐに病院へ連れていって欲しいので、ハムスターの診察を行っている近くの病院を見つけておきましょう。