ハムスターは少し太りやすい動物です。
自分の飼っているハムスターが太っているのか、痩せているのか、平均体重はどれくらいなのかご存知でしょうか?
どうぞ最後までお付き合いください。
ハムスターの平均体重は?
ハムスターは種類によって大きさが変わり、平均体重にも差があります。
今回は、6種類のハムスターの平均体重を見ていきたいと思います。
オスとメスでも差があるので、そこにも注目してみてくださいね。
ゴールデンハムスター
標準体重:オス85~130g・メス95~150g
肥満体重:オス180g以上・メス200g以上
ジャンガリアンハムスター
標準体重:オス35~45g・メス30~40g
肥満体重:オス75g以上・メス70g以上
キャンベルハムスター
標準体重:オス35~45g・メス30~40g
肥満体重:オス75g以上・メス70g以上
チャイニーズハムスター
標準体重:オス35~40g・メス30~35g
肥満体重:オス70g以上・メス65g以上
ロボロフスキーハムスター
標準体重:オス15~30・メス15~30g
肥満体重:オス50グラム以上・メス50g以上
キンクマハムスター
標準体重:オス 85~130g・メス 95~150g
肥満体重:オス180g以上・メス200以上
良く飼われるハムスターに注目すると、ゴールデンハムスターの場合は「オス:80g以下で痩せ過ぎ・130g以上で太り過ぎ」、「メス:95g以下で痩せ過ぎ・150g以上で太り過ぎ」と言われています。
またジャンガリアンハムスターの場合は「オス:35g以下で痩せ過ぎ・45g以上で太り過ぎ」、「メス:30g以下で痩せ過ぎ・40g以上で太り過ぎ」です。
あくまでも目安ですが、ハムスターが太りすぎている場合は、おやつを控えたりする必要もありますね。
ダイエット方法については、後ほど紹介します。
ハムスターの体重測定方法
色々な体重測定方法がありますが、スタンダードの方法をお伝えします。
ステップは3つ。
- 用意した容器のみを測り、重さを把握します。
- 用意した容器にハムスターを入れて、容器ごと秤の上に乗せ測ります。
- 最後にハムスターを入れたときの重さから、容器の重さを引きます。
また、TAREボタンがついている秤なら風袋を引いた重量が出ます。
容器に乗らずに測れるハムスターもいますが、基本的には逃げないように容器に入れてあげると安心ですね。
体重測定の頻度
頻度は、週に1度くらいで良いでしょう。
同じ時間に測定すると変化がわかりやすいのでオススメです。
これは人間も同じですよね。
何故、体重測定をするのか?
体重の増減で分かることは、肥満か、栄養が足りているかだけでなく、病気の発見にもつながるとの動物病院のDrからの意見もあります。
早期発見ができれば、一緒にハムスターと暮らせる時間が長くなるかもしれませんね。
なぜ肥満になるのか?
ハムスターは太りやすいので、ダイエットも必要なことが少なくありません。
そこで、いくつかダイエット方法をお伝えします。
その前になぜ肥満になるのか?
ハムスターの肥満の原因は、運動不足や高脂肪のおやつの取りすぎが原因と言われています。
例えば、ヒマワリの種はハムスターも大好物のおやつの1つではありますが、高脂肪なので肥満につながりやすいのです。
やはり、かわいいからといって与えすぎには注意しましょう。
太りすぎたらダイエット
では、ダイエット方法をいくつか紹介します。
ハムスターは一度太るとなかなか痩せにくい動物です。
エサの改善
太りやすいエサは、種子類などの高カロリーのエサです。
ペレットや野菜などを中心にしたエサにするのがオススメです。
ただし、食べる量を一気に変えるとストレスがかかってしまうので、少しずつ変えていきましょう。
ストレスはない?
ストレスも肥満の原因の1つと言われています。
狭いケージで飼育していたり、適切に運動できていない場合など、ストレスフルになり肥満につながっていることもあるのです。
ハムスターは繊細です。
滑車なども必要ですが、通気性や温度管理、寝床を適切な暗さにするなど、環境を整えてあげましょう。
運動!!
ケージ内に滑車(ホイール)を設置しましょう。
ジャンガリアンハムスターであれば、ホイールは15cmが適切です。
ロボロフスキーは12cm、ゴールデンは21cmが適切でしょう。
わからなければ、ペットショップなどで相談すると良いかもしれませんね。
また、部屋んぽも良いでしょう。
元々、野生で過ごしていたハムスターは、縄張りのパトロールと称して散歩をすることが多い動物と言われています。
縄張り範囲は数m〜十数m四方の範囲で、部屋で換算すると10畳〜30畳程度と、とても広いことが分かります。
時々、部屋の中でお散歩させてあげるのも良いでしょう。
ケーブルなどを噛まれないようにして下さいね。
成長期による肥満は?
生後3ヶ月は、多くの栄養を必要としていてグングン大きくなっていく頃です。
このころは太ることが多いと言われています。
また、妊娠中や授乳期も太りやすく、母親はいつもの2倍の量エサを食べるなんて言われているくらいです。
この頃に関してはダイエットを強要しないようにしましょう。
まとめ
- 種類によって平均体重・肥満体重に差がある
- 肥満の原因は食生活のほか、運動不足、ストレス、成長期・妊娠期などがあげられる
- 週に1度は体重測定をしよう
ハムスターは、繊細な生き物です。
そして欲求を抑えにくい生き物でもあります。
与えてもらうと、ついつい食べてしまうこともあります。
せっかく飼うのであれば、ハムスターの体調管理は飼い主の大事なお仕事ですよね。
体重測定をしながら肥満になっていないか、ストレスが溜まっていないかチェックしてあげると、平均寿命が2-3年のハムスターとの時間がとても濃い時間になるかもしれませんね。