ハムスターの中でも人気のあるキンクマハムスター。
なつきやすい種類と言われていますが、なつかなくて困っているという方もいます。
どうやって仲良くなっていけばよいのでしょうか。
飼い主の方必見!です。
どうぞ最後までお付き合いください。
キンクマハムスターとは?
キンクマハムスターは、ゴールデンハムスターを品種改良した種類なのです。
以前は、ゴールデンハムスターの体毛のブラウン系の種類をキンクマハムスターと紹介されていたこともあったそうです。
ゴールデンハムスターを改良していて、野生にはない人工でつくられた様々なカラーバリエーションをもつ種類のことをこう呼びます。ちなみに巷で「キンクマ」と呼ばれるのは、この中の、アプリコット色の事をそう呼ぶので、ペットショップでキンクマを探す際はカラーハムスターを探すと良いでしょう。
ハムスターの種類別の性格について!なつく?自分にぴったりな子を選ぼう
キンクマハムスターの体毛は、澄んだアプリコットの色をしています。
一般的には短毛ですが、長毛のタイプは「長毛キンクマハムスター」とも言われます。
体色以外の特徴・性質などは原種のゴールデンハムスターと同じです。
体長は18~20cm前後で、寿命は2年半~3年と言われています。
性格は比較的穏やかで、ハムスターの中では大きくゆったりとした体が特徴です。
繁殖時期は通年であり、1度の出産で4~17匹の子供を産むこともあるようです。
なつかせる方法は?
では、ハムスターをなつかせるにはどうしたらよいのでしょうか?
ハムスターは警戒心がとても強いので、なつくというより「慣れる時間が必要」というイメージで、飼い主もどっしりと構える必要があります。
【速報】
— ハムハムハムスター公式アカウント (@humhummuhmuh) November 22, 2019
ご縁がありキンクマの女の子をお迎えしました🥳🐹
名前はまだありません。笑
これから考えます😊
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1週目で、飼い主の匂いや手の大きさを覚えます。
ここでは、「触らない・騒がない」を徹底し、掃除以外は極力干渉しないのがベストです。
2週目で環境に慣れ、手を出してじっとしていると近づいてきやすくなります。
ここでは、「声をかける・においを覚える」ことで飼い主は味方だと覚えてもらいましょう。
ハムスターは視力が弱いのですが、耳と鼻が良いため声かけとにおいは重要になってきます。
3~4週目で、嫌がらなければ、なでたり手のひらに乗せることができるようになります。
やっと、ここまでやってきたという感じですよね。
手のひらの上にエサを置き、いつものように声をかけて誘導し、またひたすらじっとしていましょう。
ここがポイントです。
いつもの飼い主の声・匂い、そして味方だと判断できれば、エサを見るだけで近寄ってくるようになります。
この時期から、少しずつ嫌がらない程度にさわっていきます。
飼い主はひたすら粘って、どっしり構えるのが重要なのです。
噛まれる理由と対処法は?
一般的にきちんと飼えている場合、本気で人間を噛むことはほとんどありません。
噛むということは、何かしらの恐怖が存在していたことになります。
ですので、手を噛まれた場合は、飼い主がハムスターに対して何かをしてしまったことになります。
何をしてしまったのでしょうか?
手を噛む理由としては、以下が考えられます。
対処法とともに見ていきましょう。
【エサと飼い主の手を間違えてしまったケース】
これは痛いのですが、じっと耐えましょう。
コミュニケーション不足の場合もあるので、慣れるまでのステップを再確認してみてください。
【繁殖期のメスにやたらとスキンシップをとってしまったケース】
繁殖期はストレスフルになりやすいので、この時期はスキンシップを避けましょう。
もちろん、甘えてきたハムスターにはやさしくスキンシップをしてあげてください。
【急に何かをされて驚いたケース(掃除やケージの揺れ)】
掃除などでケージが揺れたり、大きな音が出ないよう細心の注意を払ってあげましょう。
ハムスターは視力が弱く、聴覚・嗅覚が発達しているので音には敏感ですし、急に視界にはいる物体には驚きます。
【寝床の環境が悪いケース】
ケージの広さ、床材、巣箱、回し車、衛生面、温度管理(20~25度)などを調整してみましょう。
【空腹すぎるケース】
エサを静かに与えてあげると、かまなくなることもあります。
そして、もし噛まれてしまった場合はしっかりと洗って、止血をする必要があります。
まとめ
キンクマハムスターは、ゴールデンハムスターを品種改良した種類
- 1週目は、エサやりなど以外は、「見ない、触れない、騒がない」で干渉しない
- 2週目は、「声かけ」・「指先でつまんでエサをやる」ことを繰り返し、まだ触れるのは我慢する
- 3週目は、手のひらにエサをおき声をかけながら誘導し、手のひらの上にハムスターがきたら、慣れるまでは手を動かさない
- 4週目は、なでたり、手のひらに来たらエサをあげるなどスキンシップを徐々に増やしていく
- なでる際、耳・鼻は触らないように注意する
- 人間の手を噛む場合は、エサと間違える・繁殖期のストレスフル・人間への恐怖心などがある
- 対処法は、ストレス解消、環境変化、飼い主は安心な存在だとわからせるなどがある
- ハムスターのしつけやなつかせるはできないが、飼いならすことはできそう
特に最初のうちは噛まれることもあるでしょう。
しかし、人間以上にハムスターは恐怖を感じていることもあります。
焦らずじっくり仲良くなってくださいね。