ハムスターは普段はコロコロと滑車を回して走ったり、チョロチョロ歩いている様子がありますよね。
しかし、ハムスターもよたよたと歩いて元気がないときもありますよね。
それは、人間と同じです。
どうぞ最後までお付き合いください。
ハムスターは夜行性
まずは、ハムスターの元気な状態を知っていることが必要です。
元々ハムスターは野生で生きてきました。
そのため、実は野生感が強い動物です。
野生下では乾燥地帯に生息し、地面に巣穴を掘って、基本的に単独で生活しています。
ですので、巣穴のような寝床を作ってあげることが必要です。
そして、夜行性なので、昼間は眠っている時間が長く、夜になると活発になります。
水浴びや日光浴はしません。
むしろ、直射日光には弱い生き物です。
5つのチェックポイント
ハムスターが元気に暮らすため、5つのポイントを見ていきたいと思います。
この5つのポイントがひっかかると、元気がない要因になるかもしれません。
当てはまるかどうかチェックしてみてください。
また、元気なハムスターも元気なままでいるために、チェックしてみてください。
ハムスターがより元気に生活できるかもしれません。
①室温管理
室温は特に冬場では、24度を下回ると、ハムスターは急激に動きをとめてうずくまります。
朝方・夜間は寒すぎてうずくまることがありますので、室温管理は徹底していきましょう。
寒すぎる場合は、ヒータや毛布などで工夫する必要があります。
また、ハムスターは乾燥した環境を好みます。
高温多湿になりすぎると、元気がなくなってしまう要因にもなります。
②水の管理
ペットショップでは「専用のウォーターボトルの設置」を勧められると思います。
それには、水入れがひっくり返って、ハムスターが濡れることがないようにという訳があります。
また、ボトルタイプだと、水がどのくらい減ったか分かりやすいという点もあります。
ハムスターの一日の水分摂取量は「4㏄~8㏄」程度です。
しかし、飲む量があまり一日で減ってないようであるなら、湿度が高いかもしれません。
本来は、一日の水分摂取量は、ハムスターの体重の10〜15%が目安です。
是非、水分管理にも目を光らせてあげてください。
③お尻の管理
ハムスターは水分を取りすぎると下痢をしやすくなります。
元々砂漠で暮らしていたハムスターなので、寒さにめっぽう弱くお腹を下しやすいのです。
さらに、一旦下痢をし始めると、なかなか治らず弱った状態が続きます。
お尻周りやお手洗いに軟便がないか、確認しておきましょう。
④ケガの管理
ケージの結合部や、ケージ自体を噛んでしまったことでケガをすることがあります。
また、縄張り意識が強いため、多頭飼いによる喧嘩が原因でケガをしてしまうこともあります。
飼い主の知らない間にケガをしていることもありますので、よく観察してあげることが必要です。
賛否両論ありますが、(特に初心者の方は)多頭飼いはしない方が良いでしょう。
⑤寄生虫に注意
ハムスター自身の問題ではなく、人や他の動物が室内に持ち込んだダニが繁殖して、それがハムスターのケージ内で大繁殖することがあります。
恐ろしいですよね。
寄生虫にかかると、カリカリとかじったり体をこすったりするようなので観察が重要です。
こういった姿を目にしたら、すぐに動物病院へ連れて行ってあげましょう。
冬眠していないか?!
ハムスターは寒すぎると「冬眠」という手段をとります。
冬眠を見分けるポイントは、こちらです。
- 目や口が開いているか
- 毛並みが整っているか
- 体に弾力が残っているか
- 呼吸をしているか
ハムスターを冬眠から起こす場合は、ゆっくり温めてあげましょう。
急激に温めるのはNGです。
2〜3時間ほどしても目が覚めない場合は、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
与えてはいけない食べ物
ハムスターには与えてはいけない食べ物があります。
それがこちらです。
- チョコレート
- ネギ
- アボカド
- 玉ねぎ
これらはハムスターに与えてはいけない食べ物です。
もちろん与えてはいけませんが、もし食べてしまったらすぐに動物病院へ行きましょう。
その他、食べてもよい栄養価のある野菜であっても与えすぎはいけません。
ハムスターと人間はそもそも体の大きさが違いますので与える量はごく少量がベストです。
まとめ
- ハムスターは夜行性である
- 室温は25度前後にする
- 下痢をしていないかチェックする
- 水を飲み過ぎていないかチェックする
- ケガや体をケージにこすりつけていないかをチェックする
- 冬眠していないか確認する
- 与える食べ物を吟味する
人間と同じように、ハムスターにもいつか悲しいことに最期が訪れます。
しかし、それを早める行為は飼い主がしてはいけないことです。
動物を飼うということは元気に1日でも長く一緒にいたいからこそですので、是非「日々の観察」を怠らないようにしましょう。
癒しの存在だからこそ気付ける点があると思います!