洋食にかかせない野菜といえば、パセリ。セリ科のハーブで、英語ではparsleyと書きます。原産地はイタリアやアルジェリアです。
わたしたち人間はついつい残しがちな香りが強いパセリですが、ハムスターの場合はどうなのでしょうか?
実は、栄養価が高くハムスターにもとても良い野菜の1つなのです。
どうぞ最後までお付き合いください。
ハムスターはパセリを食べることができるの?

パセリはハムスターに与えて良い野菜です。
好き嫌いがあるので食べない個体もいますが、餌として食べてもOKな野菜の1つです。
野菜にしては珍しく水分量が少ないので、ハムスターに水分を与えすぎることはなく安心です。
人間用のサラダに入っているパセリなどはオイルやドレッシングがかかっていることがあるので、それは控えましょう。
パセリの与え方は?

パセリは生のまま与えてOKです。
与える量は、ハムスターが手に持って食べられるひとつまみ程度が良いでしょう。
頻度としては、数週間に1回くらいのペースで、頻繁には与えないほうがベターです。
野菜に含まれるシュウ酸が含まれているため、心臓病など悪影響な部分があるのは確かです。
生で与えるので、しっかり洗ってから水を切り、少しだけ与えてあげるのが良いでしょう。
パセリの栄養素

パセリはセリ科の部類に入ります。
パセリには、「βカロテン/ビタミンB1・B2/ビタミンC/ビタミンE/ビタミンK/葉酸/マグネシウム/カルシウム/カリウム/鉄」などが含まれています。
非常にバランスよく栄養素を含んでいますね。
特に鉄分を始めとするミネラル群が豊富で、貧血予防や骨の強化を担っています。
また、βカロテン、ビタミンC、ビタミンEは体内の活性酸素を除去してくれます。
代謝促進作用もあるため、皮膚や粘膜を整え抵抗力をアップさせる働きがあります。
ビタミンCの量はキウイの倍、鉄分は野菜類の中ではダントツの含有量ととてつもなく栄養価の高いです。
もちろん人間にも良い野菜です。
お皿のすみに乗っている飾りと思っている方もいるかもですが、ぜひ食べてくださいね。
パセリを与えるときの注意点
では、注意点はあるのでしょうか?
まず生で食べられるので、その点は大丈夫でしょう。
乾燥パセリよりは生のパセリを与えるほうが良いでしょう。
注意する点としては、シュウ酸とカルシウムが含まれていること。
シュウ酸やカルシウムは、摂取しすぎると尿路結石になります。
尿路結石になると最悪の場合は、死に至ることもあります。
なんでも与えすぎは注意が必要ですので、連続して与えるのは控えましょう。
農薬が心配な方は、簡単にパセリを育てられるので無農薬家庭菜園にチャレンジするのも良いと思います。
まとめ

- ハムスターはパセリを生で食べられる
- ハムスターが持てる程度の量を週に1回程度与える(連続で与えない)
- パセリは栄養価が高く、水分量が少ないため下痢になりづらい
パセリというとわき役のイメージが強いですが、実は栄養価がものすごく高いことがわかりましたね。
パセリには実は口臭予防としての役割もあり、古代ローマ時代の料理として使われていたという歴史あるハーブの1つでもあります。
個体にもよりますが、もし好んで食べる個体であれば、是非週1回ペレットと組み合わせて与えてあげると栄養的にもよいかもしれませんね。
無農薬で育てられるので、ハムスター用に家庭菜園するのも1つの楽しみになるかもしれませんね。
一年を通じて収穫できるのも、1つの強みかもしれません。