ハムスターの主食の餌といえばペレットですよね。
では、私たちの主食のお米はどうなのでしょうか?
お米のサイズ感は小粒でハムスターも持ちやすそうですよね。
イネ科の植物で、英語ではriceと綴ります。原産地は中国の長江流域と考えられており、古くから穀物として食べれれています。
どうぞ最後までお付き合いください。
ハムスターに生米を与えてもよいの?

基本的には生米は問題なく与えてもOKです。
お米自体は糖質があるので、ハムスター自体も食いつきは良いですよ!
雑穀も食べるハムスターなので、少し水で洗った生米を与えましょう。
栄養面を考えると、白米より玄米のほうが食物繊維が多くてベストです。
殻つきでも良いくらいです。
量としてはペレットを主食にしてほしいので、おやつとして1~3粒/回が良いでしょう。
ハムスターに炊いたご飯を与えてもよいの?

ハムスターに炊いたご飯は与えてはいけません。
なぜ炊いたご飯はNGなのか?
私たちが食べる炊いたご飯は少し粘り気があります。
それがおいしいのですが…。
ハムスターにとってその粘り気は、頬袋にくっついてしまい取れなくなる可能性があるのです。
取れなくなって頬袋の中で腐ると、頬袋を切除するオペになる可能性があります。
もちろん、同様の理由でお餅(生・焼き両方)も与えてはダメですよ。
米を与えるときの注意点

お米は糖質が多く、摂取しすぎは下痢や肥満の原因となります。
下痢はハムスターにとって命に関わる恐ろしい症状ですので、もってのほかですよね。
主食にはせず、おやつと同じイメージで与えて下さい。
糖質が高い分、与えるメリットは少ないです。
ひまわりの種を与えるよりかは、お米の方がましなレベルといった感でしょうか。
米の栄養素

お米には、元気の素になるデンプンの他、タンパク質や脂肪、ビタミンB1やビタミンEなどの栄養素がふんだんに含まれていています。
7割以上を占めるでんぷんは極めて質が良く、消化・吸収も高いので力をたくわえてキープしてくれます。
玄米にはこれらの栄養素がぎっしりと詰まっています。
玄米とは、収穫した稲から外した籾(もみ)の籾殻を除いた状態、稲の種のことをいいます。
その玄米から、果皮、胚芽、ぬかを削り取ったものが白米になります。
玄米のすごさは、白米が削り取った皮や胚芽、ぬかにあるのです。
胚芽・ぬかにはビタミンやミネラル、食物繊維がたっぷり詰まっています。
具体的には、玄米の食物繊維は白米の約6倍、ビタミンEは約12倍、ミネラル分のマグネシウムは約5倍です。
ハムスターにお米を与えるなら、栄養面を考慮して玄米を与えるのもアリかもしれませんね!
ハムスター用の米商品

では、お米を使った商品を紹介します。
・国産 白米ぽん 100g
・国産 玄米ぽん100g
玄米バージョンです。
こちらも、最高級米である新潟県魚沼産こしひかりを使用しています。
玄米のほうが体には良いので、糖質が気になる方はこちらをチョイスするのもありですよね!
・みんなのレストラン こめっこ(青米) 120g
青米というのを聞いたことはありますか?
緑色の玄米で稲の開花が遅かったもみに、緑色に見える葉緑素が残った状態のものを青米と言います。
活き青(いきあお)とも呼ばれていて、栄養・香り・味共にすばらしい要素があると言われています。
繊維が多く柔らかめお米です。
胚芽由来の脂質のため、非常に抗酸化力の強いビタミンEを多く含んでいます。
ビタミンB群は胚芽中に含まれますが、通常玄米より2倍も含まれています。
まとめ
- お米は生米を与えるのがベスト
- 炊いたご飯やお餅は粘り気があるため与えてはいけない
- 与える量は1回に1~3粒程度がベスト
- お米は栄養豊富お米使ったハムスター用の商品もある
お米は元気の源ともいわれて、日本人で嫌いな人は少ない食べ物の1つですよね。
ハムスターも糖質があるので、好きな個体も多いです。
是非、一緒にごはんを!なんて思っている飼い主さんも多いと思いますが、炊いたごはんではなく生米を与えるようにしてくださいね。
大事なハムスターを守るのも飼い主のお仕事です。