さくらんぼは、小さくて甘くておいしいフルーツの1つですよね。バラ科サクラ属の果樹で、英語ではcherryと書きます。ヨーロッパ西部からトルコ、イラン辺りが原産地です。
そのサイズ感はハムスターにとってもちょうど良いのでは?!
さくらんぼは果たして食べられるのでしょうか?
甘酸っぱい実は、食べられることは食べられますが、積極的に餌として与えてほしくない果物でもあります。
どうぞ最後までお付き合いください。
ハムスターはさくらんぼを食べることができるの?
さくらんぼに関しては、賛否両論の意見があります。
結論からお伝えすると、当ブログでは与えてほしくない果物であるとお伝えします。
もちろん食べられるか食べられないかと言えば、「食べられるは食べられます」。
種や未成熟の実は有毒、皮には農薬の可能性があるため、リスクがあるなら与えない方が良いという判断です。
また、食べられるのであげてしまうと、小さい割には糖分が多い果物なので肥満の原因になります。
人間用に加工されたさくらんぼも同様ですね。
ですので、積極的に食べさせる必要はないですよね。
ただし、ハムスター用に市販されている「小動物用のドライさくらんぼ」と「かじり木」は与えても良いので、後ほど紹介します。
ハムスターにさくらんぼは危険!
さくらんぼが危険なのはなぜでしょうか?
スーパーで売られているものに未成熟の実はないとは思います。
しかし、種や未成熟の実にはアミグダリン(これ自体は無毒)と呼ばれる青酸配糖体が含まれており、同じく含まれているエムルシンなどに分解されてシアン化水素(青酸の毒)が発生してしまうからです。
そうなると、中毒症状もしくは動物を死に至らしめます。
怖いですよね。
人間も種を食べずに取り除いていると思いますが、それはそういう意味があったのですね。
さくらんぼ以外にも危険な果物が
サクランボまたは桜桃(おうとう)は、バラ科サクラ属サクラ亜属の果樹であるミザクラ(実桜)の果実です。
農林水産省の公式HPにも、次のように記載されています。
「ビワ、アンズ、ウメ、モモ、スモモ、オウトウ(サクランボ)などのバラ科植物の種子や未熟な果実の部分には、アミグダリンやプルナシンという青酸を含む天然の有害物質(総称して、「シアン化合物」と言います。)が多く含まれています。
一方で、熟した果肉に含まれるシアン化合物はごくわずかです。
果実を未熟な状態で食べてしまったり、果実を種子ごと食べてしまったりすることは稀(まれ)ですので、通常、果実を食べることによる健康影響は無視できます。」
(https://bit.ly/2RvdpAU)
未熟か成熟かの判断は素人では到底できるわけありませんが、スーパーなどで売られていえるものは大丈夫だとは言えます。
しかし、種を食べてしまう心配がある以上、ハムスターに与えるのはリスクでしかありません。
ちょっとしたことで具合を悪くさせる可能性があるのなら、与えないほうがよいのではないでしょうか。
ハムスター用さくらんぼ
生のさくらんぼは危険だということがわかりましたが、ハムスター用に加工されたものがあるので、紹介したいと思います。
・黒瀬ペットフード ドライ さくらんぼ 30g ■小動物 ハムスター おやつ 栄養補給
カロテン、ビタミンB1、B2、Cなどのビタミン、カリウム、鉄、リンなどのミネラルをバランス良く含んでします。
さくらんぼを調理後乾燥致してあるので、有毒成分は排除されている商品です。
どうしてもさくらんぼを与えたい方はこちらがオススメです。
・国産 さくらんぼの木 細枝 70g かじり木
かじり木としてさくらんぼの木が使えます。
国産のさくらんぼの天然木で、細めのサイズなのでハムスターにもサイズ感はぴったりでしょうか。
かじって遊ぶことで小動物の歯の伸びすぎ予防やデンタルケアにも効果的です。
着色料や保存料は使用していない点も安心ですよね。
まとめ
- 未熟なさくらんぼは与えない
- 皮や種はには中毒性の成分があるため、さくらんぼは与えない
- 人間用に加工されたさくらんぼは与えない
- ドライさくらんぼやかじり木などは与えてもOK
さて、ハムスターにとっては、食べられるものの危険がいっぱいであるさくらんぼということはご理解いただけたでしょうか。
しかし、サイズ感はハムスターにとってちょうど良いサイズであり、食べているところを見てみたいという気にもなりますよね。
そういうときにはドライさくらんぼもありますので、是非そちらを活用してみてください。