ハムスターをペットとして飼っていて、ケージの床材の中に潜ってしまい居場所がわからない。
そんなときはありませんか?
潜っているのは習性?それとも寒さなのでしょうか?
そして居場所がわからないときはどうしたらよいのでしょうか?
そんなお悩みを解決したいと思います。
どうぞ最後までお付き合いください。
ハムスターが床材に潜るのは寒いから?
床材に潜るのは、色々とハムスターなりの理由があるようです。
ストレス?!
ハムスターにとってストレスを与えられたと感じることがあった場合、警戒心が出てしまいなかなか外へ出てこなくなることがあります。
床材に隠れてなかなか出てこないこともしばしばあります。
元々野生では巣穴に潜っていたハムスターなので、習性でもあるようですね。
寒さ
寒さのため、床材でぬくぬくしている可能性もあります。
寒い地域では9月末から準備が始まると言われ、11月にはどの地域でも防寒対策を行っています。
あまりに寒いとハムスターは「疑似冬眠」してしまいます。
疑似冬眠に入る温度の目安は15度です。
ハムスターの動きが鈍くなってきたら防寒対策が必要です。
飼い主さんは早急に部屋の温度調整を行ってください。
室温は20~25度前後、湿度は40~60%が理想です。
歳を取っている(1歳半以上)と寒さにはとても弱くなるので、温度計を置いておくのもよいでしょう。
あまり暑すぎてもよくありませんので、敏感なハムスターの丁度良い温度設定を心がけてくださいね。
餌を蓄えている
野生のハムスターは自分の家、つまり地下の巣穴の中に貯蔵室を作って、そこに食べ物を貯蔵しています。
これを「貯蔵行動」といいます。
ハムスターをよく観察すると、昼間でも巣穴=「地下型の巣箱」の中で食事をしている音が聞こえます。
この状態であれば、床材の中にいることがわかります。
野生の場合、数時間ごとに食事をするハムスターにとって、日中に食べるために巣穴の外に出るのは危険が生じます。
夜の間に、あらかじめ持ち込んで置いた食べ物を食べるのが自然な行為なのです。
しかも、巣穴の外が危険だと感じれば、しばらくの間は巣穴から出てきません。
貯蔵行為が、実際床材の中で行われている場合は、ごはんやおやつが腐っていないかを確認することも必要になります。
お腹を壊してしまっては大変なので掃除は欠かさず行いましょう。
そして、何より外は安全だと理解してもらえるように、やたらとハムスターに構わず掃除の徹底だけに尽くすことも1つの手段です。
砂風呂を用意してあげる
床材でぬくぬくとしている場合は、寒さゆえのことが多いです。
ハムスターを温めるグッズもたくさん出ていますが、こんな砂風呂もあります。
・マルカン ハムスター用ヒーターほっとハム暖砂風呂ヒーター
すぽっと入ってぬくぬくできる岩風呂型の砂風呂ヒーターです。
中に砂あび砂を入れることもできますし、大き目なので休むこともできます。
岩風呂部分が取り外せ、板状のパネルヒーターとしても利用できます。
居場所が分からないときは?
飼い主に慣れていると、床材の中にもぐってシャバシャバ泳いでいるときでも、名前を呼ぶと顔を出してくれることがあります。
まずは名前を呼んでみるのもよいでしょう。
しかし、常に名前で呼びかけていないと自分の名前を覚えてくれません。
これは飼い主さんの日頃の接し方が重要になってきます。
来たばかりのときは難しいですが、毎日名前を呼び、掃除やエサを与えることでコミュニケーションが徐々に取れてきて、ハムスターの警戒心もほどけてきますよ。
その域に達するまでは飼い主さんも根気強く飼っていきましょう!
まとめ
- 寒さゆえの防寒対策として潜っている
- 貯蔵行動としてエサを床材の中で蓄えている
- 名前を呼ぶと出てくることもある
潜っているのは習性でもありましたね。
貯蔵行動というエサを蓄える習性があるのですが、それは外の世界が危険だと感じていることでもあります。
飼い主さんは、外の世界は怖くない場所だという安心感を与えてあげられるよう、日々のお世話を丁寧に、あまりしつこ過ぎずに対応していきましょう。
そして寒さが原因なのか?については、ハムスターの寒さへの敏感さは言うまでもありませんね。
そして居場所がわからないときはどうしたらよいのでしょうか?
名前を呼んでみましょう、きっと振り向いてくれます。
振り向いてもらうには、日々の対応が重要になってきます。
やはり、日々の飼い方が重要なのだということが今回の記事からもわかりますよね。
しかし、潜っている姿や完全に潜れていない背中を見ると、愛らしくてキュンとしますよね。