ハムスターの床材は色々な種類がありますが、ティッシュペーパー(英語ではtissue-paper)を使っている飼い主さんはいませんか?
実はティッシュはとても危険なのです。
どうぞ最後までお付き合いください。
床材にティッシュペーパーはNG!理由は?
結論からお伝えすると、ティッシュを使うのはNGです。
頬袋に張り付いて炎症を起こしてしまいます。
誤って食べてしまうと、腸に詰まってしまう可能性もあるのです。
怖いですよね。
ティッシュは、水分を含むと肌にぺったりとくっつく性質があります。
実はハムスターの口内は水分が豊富なので、ティッシュを誤って食べてしまうと頬袋にぺったりとくっついてしまいます。
もし張り付いてしまって頬袋の中身を出そうとすると、頬袋脱という症状になる可能性もありえます。
口から頬袋が飛び出してしまう状態で、あの小さな体で手術を受けなければならない事態も考えられます。
手術をするのはリスクが大きいので、受けさせないように注意しましょう。
新聞紙・キッチンペーパーはO.K
同じ紙なら「新聞紙とキッチンペーパー」は床材として使えます。
新聞紙はインクがつくリスクもあるので、応急処置的にはO.Kですがあまりオススメはしません。
口の中にインクが入ってしまうと体に毒ですので、キッチンペーパーの方がオススメです。
キッチンペーパーは厚さがあり水にも溶けにくいので、頬袋に張り付いてうまく出せないという心配がティッシュペーパーに比べて低いです。
紙で出来ているので、細かく裂いてあげるのがベストでしょう。
大きいままだと、ハムスターがちぎったときのホコリが、くしゃみにつながる可能性もあります。
アレルギー反応を出させないためにも細かく裂いてあげましょう。
オススメのペーパー床材
では、ペーパー床材にはどんなものなのでしょうか?
今回は3種類を紹介したいと思います。
・ハムキュート 消臭ペーパーマット 700g (消臭エコマットからリニューアル)
ホコリが出にくい商品で、抜群の消臭効果があります。
植物性消臭成分であるヤシ油抽出液を配合し、アンモニアを多く含むペットのオシッコのニオイを素早く消臭してくれます。
国産なのも安心ですよね。
・SANKO ケアペーパー 4.5L ハムスター 床材 ハリネズミ
ケアペーパーは、天然素材を原料に、衛生用品や赤ちゃんの肌に触れる紙おむつ等にも使用される高品質紙を使用しています。
ハムスターが自らほぐすことでふわふわな感触になります。
・国産 小動物の紙の床材 ホワイト 400g
こちらも国産の製品です。
木のチップに比べてペットにやさしい低アレルギー素材です。
ほぐれやすくてもぐりやすいふんわり加工、抜群の吸湿性・通気性・保温性で季節を問わず使えます。
危険性のある床材
最後に、床材として使用するには危険なものをあげてみます。
参考にしてみてください。
ペット用シーツ
誤って飲み込んでしまうリスクがあります。
もし飲み込んでしまった場合、吸収性が抜群なシートなので、体内にある水分を吸収し腸につまってしまうリスクがあります。
リスクがある以上、オススメしません。
布
繊維と繊維の間につめが引っ掛かりやすいです。
またほつれた場所で手足が絡まったりすると、転倒やケガのリスクがあります。
こちらもリスクがある以上、オススメしません。
綿
モコモコとしていて良さそうなイメージがありますが、こちらもリスクがあります。
ホコリが舞いやすいためアレルギー症状が出やすいことがあげられます。
また、足に巻き付くとケガだけではなく、血行障害や壊死などにもつながる危険性があります。
水にも溶けにくいため、食べてしまうと腸閉塞で死に至ることも。
保温性はありますが、保温性を意識するならヒーターを設置するのがベストです。
まとめ
- 床材にティッシュを使うのはNG
- 床材に新聞紙を使うのもあまりオススメしない
- 床材にキッチンペーパーを使用するのはオススメ
- 床材として危険なものは、ペット用シーツ、布、綿、土などがある
やわらかく埃が立ちづらいティッシュ。
最近では色々な種類のティッシュが出てきていますよね。
しかし、ティッシュには危険がいっぱいです。
せっかくハムスターが気持ちよく休む場所でもあるので、ハムスターに合う床材をチョイスしてあげたいですよね。
一般的には、ウッドチップやペーパーチップが主流なので、まずはそこから探してみてはいかがでしょうか。