ハムスターは野生で生きていたため、自分で食料を確保するために動きまわる習性があります。
ハムスターが外に出たいと、ケージや網をかじることはないでしょうか?
ストレスがたまっているのでしょうか?
どうぞ最後までお付き合いください。
ハムスターが外に出たがる理由は?
ハムスターが外に出たがる理由は2つです!
1つ目は「エサを探し回りたい!」という強い衝動と習性からくるものです。
巣の周りの餌が枯渇すれば数十キロ先まで移動するなんてことは、当たり前の行動なのです。
ハムスターは基本的にオス・メスの繁殖でペアになる以外は、ほとんどが単独で行動しており、それぞれのエサ場となる場所を確保しています。
つまり、ケージそのものが巣の中のようなものなので、「外に出てエサをとりにいきたい!」という衝動が、理由になっているのですね。
もう1つは「縄張り意識」からくるものです。
ハムスターは縄張り意識が強く、縄張りをパトロールしたいと思っています。
自分のテリトリーが奪われていないか確認したがる習性があるのです。
ハムスターは、天敵が多い環境で育ってきているので、縄場りが荒らされていないか確かめたくてしょうがないことがあります。
外に出たがるときの対処法
ハムスターが出たがるときの対処法として5つあります。
- 簡単に回せる回し車へグレードを上げる
- ふたまわり大きなケージに変える
- 複雑な構造のパイプでジョイントハウスにする
- ケージを2つ以上接続する
- 室内の散歩
では、詳しく見ていきましょう。
回し車のグレードアップ
ハムスターがより心地よく、思い切り走れる回し車に変えてみるのも1つの手段です。
回りすぎてハムスターが振り落とされるほど回転するものもありますが、ケージの中に鋭利で尖ったものがなければ、滅多に怪我はしませんので使ってみるのもよいかもしれませんね。
大きなケージに変える
ケージ自体を大きく広くすることで、ケージ内を散歩できるようにするという考え方もあります。
広くなることで、回し車を2つ置くなどもできますね。
複雑な構造のパイプでジョイントハウスにする
パイプで接続してケージをつなげ、ジョイントハウスにするのも1つの手段です。
・【ハムスター ハウス】ハムスター ジョイントバスハウス パイプ付き 三晃商会
パイプを拡張する事で、ハウスを複数個つなぐこともできます。
これができると、ケージ内を縦横無尽に動き回ることができますよね。
その他、ケージの外へつながる広いパイプ構造にするのもオススメです。
ケージを2つ以上接続する
パイプで2つのケージを接続させることで行き来ができ、ケージの外にでる雰囲気が保たれます。
そうすることで、エサ場と寝室が分けることができるますね。
室内の散歩こと部屋んぽ
室内で散歩させることを「部屋んぽ」といいます。
室内は、ハムスターが興味津々になるものもたくさんありますよね。
例えば、「床に落ちているものを食べる/電源コードをかじって感電する/狭いところに隠れて見つからなくなる/高いところから落下してしまう」などなど。
ということは、囲いが必要です。
・小動物ペットサークル 折りたたみ式 ペットゲージ ペットフェンス【ハムスター モルモット ハリネズミ】
これだと、ハムスターがどこかへ行く心配もありませんよね。
見た目もかわいらしいです。
サークルは、ダンボールや100円均一などを活用すると良いでしょう。
逃げないように高さを出すのが大切ですね!!
部屋んぽをさせるメリット
部屋んぽをさせると、どんなメリットがあるのでしょうか?
安心した生活ができる
部屋んぽをすることで、縄張り意識やエサ争いをする必要がなくなります。
実際に、見回りすることで自分の目で天敵などの危険がないことを実感でき、安心して生活できます。
運動になる
実は、消費カロリーだけで考えると、回し車を走っている方が運動になります。
しかし、コソコソ走ったり止まったり、勢いよく何かに乗り越えたり・・。
そんなことをすることで、フルに活動させることで運動耐容能が活性化されるのが、部屋んぽのメリットでもあります。
社会性が身に付く
ケージの中にない物や本能的に知らない物を見つけると、ハムスターもワクワクします。
臭いを嗅いだりかじったりして、安全な物なのかを学習します。
さらに、ハムスターは壁や床に体をこするように歩き、臭腺から出る臭いで、あっちこっちに臭い付けをしています。
いわゆるマーキングですね。
人間には感じられませんが、その臭いには縄張りの主張だけでなく、様々な情報を含んでいます。
ハムスターを複数飼っていれば、その情報が臭いから分かります。
観察しやすい
ケージの外に出していると、広いところで走り回りますよね。
そのため、物も少ないので観察しやすいところがメリットになります。
びっこを引いて歩いていませんか?
どこか血が出ていませんか?
ケージの外に出すときに手乗りさせることができますが、毛並みはどうでしょう?
体重は重くなりすぎていませんか?軽すぎていませんか?
触れ合うことができるが故にわかることがたくさんあります!
家の外では散歩させない!
家の中での部屋んぽには色々とメリットがあります。
しかし、家の外は危険がいっぱいなので外での散歩はやめましょう。
家の外には鳥や猫などのハムスターの天敵がたくさんいます。
隠れる場所もないですし、オススメはしませんね。
そもそも安全ではありませんしね。
また、慣れていない環境で必要以上に縄張りを意識してしまうことで、不安を助長させてストレス過多になる可能性もあります。
公園だけではなく、ベランダやガレージもやめておくのが無難でしょう。
まとめ
- 「エサを探し回りたい!」という強い衝動と習性から、ケージの外へ出たがる
- 対処法として、簡単に回せる回し車へグレードを上げてみる
- 対処法として、大きなケージに変えてみる
- 対処法として、複雑な構造のパイプでジョイントハウスにしてみる
- 対処法として、ケージの外へつながる広いパイプ構造にしてみる
- 対処法として、ケージを2つ以上接続してみる
- 対処法として、室内の散歩をしてみる
- 部屋んぽのメリットは、安全に暮らすことができる/運動になる/社会性が身に付く/観察ができるなどがある
- 家の外でのお散歩はやめておく
ハムスターをケージ外に出すことで、社会性が培われます。
そして運動不足の解消にもなります。
もし自分のハムスターが外に出たがっていたら、しっかり環境を整えてあげて部屋んぽにチャレンジしてみてください。
きっと、新たなハムスターの一面に出会えると思います。