寝るときなどに歯ぎしりする人がいますよね?
同じように、ハムスターも歯ぎしりすることがあります。
何故でしょうか?
ハムスターには臼歯と切歯が生えていて、切歯がものすごいスピードで伸びるとも言われています。
本来は、かじり木などで歯の手入れなどを勝手にやるのですが、柔らかいものを食べ過ぎると歯が削れずに歯ぎしりをすることもあるのです。
どうぞ最後までお付き合いください。
ハムスターが歯ぎしりする理由は?

ハムスターが歯ぎしりをするのは、歯の調整または何かのサインを発するときです。
威嚇
1番の理由は、威嚇です。
恐怖心に対しての威嚇により、ハムスターは歯ぎしりをすると言われています。
臆病で繊細なので、突然ハムスターが驚くようなことをされるとビックリして歯ぎしりをします。
例えば、飼い主さんがいきなりハムスターを触ったりすると歯ぎしりをしたりします。
寝ている最中に触られても、驚いたあとに歯ぎしりをしだしたりします。
呼んでいる
ハムスターも子どものときは、親を探すときがあります。
基本的には鳴かない動物なので、1つの表現として歯ぎしりをすることがあります。
大人になってからはやらないので、子どもの頃の赤ちゃんの場合にのみ起こることです。
病気
ハムスターが歯ぎしりをする原因として、1番多いのは病気です。
何かの病気になっているときに、表立って表現する動物ではありません。
ひた隠しにするような動物なのです。
しかし、痛みや病気のストレスでいっぱいになったときに歯ぎしりをすることがあります。
飼い主さんは、普段から様子をチェックすることが重要です。
気になることがあれば、ハムスターを診ている動物病院に連れて行くのも1つの手段ですね。
歯のケア不足

ハムスターは齧歯類(げっしるい)なので、固いものやかじり木などで歯のケアをします。
そうしないと、歯が伸びすぎてしまうのです。
しかし、柔らかい食べ物を与えすぎたり、かじり木などを与えていないと歯のケアができないため、歯ぎしりをしてケアするしかなくなります。
あまり、良いケア方法ではないので、固いものやかじり木をしっかり与えてあげるのが良いでしょう。
音が気になる!対処法は?
歯ぎしりの音が気になるとき、飼い主さんはどんな対応策があるのでしょうか?
運動・遊びでストレス発散!

ストレスを抱えていて、歯ぎしりをするパターンの場合は、運動や遊びでストレスを発散させてあげたり、環境をリメイクしてあげることが必要ですね。
部屋を散歩させたり回し車を設置したりなどなど、ハムスターが楽しめる道具や散歩タイムを増やしてあげましょう。
固いエサも与える

柔らかいものばかり与えていると、切歯はおろか臼歯も削れなくなってしまいます。
そこでクルミやヒマワリの種などの固いものや、かじり木を与えることで自然と歯のケアをすることができるので、エサを見直してあげるもの良いでしょう。
また、歯が伸びすぎているとエサを食べなくなって食欲不振になります。
こういう場合は、獣医さんのお力を借りて、歯のケアをやってもらうことが必要です。
食欲不振になったときは、動物病院へ連れて行きましょう。
病気になっていないかチェックする
普段と様子が違わないかチェックするには、日ごろからハムスターを観察しておく必要がありますよね。
飼い始めてから体重が増えたり減ったりしていないか、食欲がなくなっていないか、動きが鈍くなっていないか、さらには排泄物などのチェックも重要ですよね。
病気になっていると何かしら普段と違うところが見えてくるので、そういう場合は動物病院へ行きましょう。
もちろん、ハムスターを診れる動物病院である必要があるので、飼い始めるときには動物病院のチェックも必要ですね!!
まとめ

- 歯の伸びすぎ、ストレス、威嚇、病気などで歯ぎしりをすることがある
- 歯ぎしりをするときは、環境の見直しや、運動できる環境を整えてあげるとよい
- 歯ぎしりをするときは、エサの見直しも必要
- 体調が悪いときや、歯が伸びすぎているときは動物病院へ連れていくとよい
ハムスターはかわいいですが、構いすぎもストレスになりますよね。
歯ぎしりは病気の合図かもしれないことも忘れないでくださいね。
せっかく飼い始めたハムスターが歯ぎしりしているのはかわいそうなので、しっかり状況を把握してあげて、観察してあげるのが1番ですね。